第4話
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て尋ね
「ハ………まあいいだろう。よこせ。」
「………これです。」
ガルシアの返事を聞き、脅迫文をガルシアに渡した。
「はん………なんだこいつは。確かにイリア・プラティエの公演を妨害したいみてぇだが………ん………!?」
脅迫状の内容を読んだガルシアは眉を顰めていたが、ある部分を見て意外そうな表情をした。
(え………!?)
(何か気付いたみたい………)
(まあ、”黒月”が雇っている”用心棒”の名前を見逃す訳がないわよねぇ?)
ガルシアの様子を見たロイドは驚き、エリィは真剣な表情をし、レンは意味ありげな笑みを浮かべていた。
「………………………」
一方ガルシアは黙って考え込んだ後、ロイドに脅迫状を投げ返した。
「………フン、くだらねぇな。脅迫状というよりは単なるイタズラじゃねえのか?」
「え………」
「おいおい………」
「何か心当たりがあるような反応でしたけど………?」
そしてガルシアの答えを聞いたロイドは驚き、ランディは目を細め、エリィは真剣な表情で尋ねたが
「フン、何のことだ?手紙の文面についてもまったく心当たりはねぇな。ま、少なくともウチの会長が書いたんじゃねえのは断言できる。クク………とんだ無駄足だったなぁ?」
ガルシアは余裕の笑みを浮かべて何も答えず、嘲笑しながらロイド達を見回した。
「……………………………」
(チッ………何か知っていそうだが………)
(聞き出すのは難しそうですね………)
「………話はわかりました。ところで、今の話を会長さんから直接お聞きできないでしょうか?」
「は………?」
ガルシアの反応を聞きだすことをエリィ達が厳しいと感じている中ロイドは質問をし、それを聞いたガルシアは呆けた表情をした。
「ああ、確かにそういった話は本人から直接聞きたいもんだな。それとも留守にしてんのかい?」
「………………」
ロイドの質問を聞いて頷いたランディはガルシアに訊ねたがガルシアは黙ってロイド達を見回した後
「ははははははッ!」
大声で笑った後、足で机を大きく蹴った!
「っ………」
「………!」
ガルシアの行動に恐怖を感じたティオは咄嗟に目をつむり、エリィは内心恐怖を感じながらも表情に出さず真剣な表情でガルシアを睨んでいた。
「―――調子に乗るなよ、小僧ども?てめぇらみたいなガキどもに会長が会う訳ねえだろうが………いつでもヒネリ潰すことのできる無知で哀れな仔犬ごときによ………?」
「なっ………」
「……チッ………」
「本来なら俺も、てめぇらごときにわざわざ会うつもりはなかったが………せっかくの機会だから親切に忠
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