第4話
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ロイドの説明にティオとレンはそれぞれ納得した。
「それに、いい機会だと思うんだ。あれだけの事をしても捕まらず大手を振って歩いている連中……どんな実態なのかを掴めるきっかけになるかもしれない。」
「へっ………なるほどな。」
「……………」
ロイドのを聞いたランディは頷き、エリィは考え込んでいた。
「えっと、やっぱり心配か?何だったら俺とランディだけでも………」
エリィの様子に気付いたロイドは提案したが
「ロイドさん………?」
「レディを危ない所に向かわせたくない気持ちはわかるけど、レン達は”警察”なのだからその考えは間違っていると思うわよ?―――というか今更”マフィア如き”にA級正遊撃士のレンが怖がると思っていたのかしら?」
「い、いや!別にそういう意味じゃなくて。」
ジト目のティオと意味ありげな笑みを浮かべたレンに見つめられると慌てた様子で答えた。
「ううん………別に心配はしていないわ。そうね、訪ねるだけであればそれほど危険ではないと思う。この街のマフィアというのが本当はどういう存在なのか………知るにはいい機会でしょうしね。」
「あ、ああ………?」
「なんだよ、お嬢。随分と思わせぶりだな?」
「ふふっ、気のせいよ。脅迫文に関しても瓢箪から駒ということがあるかもしれないし………早速、訪ねてみましょう。」
「ああ……!」
「データベースの情報によると………”ルバーチェ商会”のビルはそこの裏通りの途中から路地の奥に入った先にありますね。」
「ヘッ、あの怪しげな一角か。連中の姿を見かけると思ったらマフィアの本拠地だったわけだな。」
「うふふ、それじゃあレン達の”敵”に挨拶しに行きましょう♪」
その後ロイド達は”ルバーチェ商会”を訪ねる為に裏通りにある”ルバーチェ商会”のビルに向かい、ルバーチェ商会のビルに到着するとそこには2人のマフィア達が扉の前で話し合っていた。
〜ルバーチェ商会〜
(ここが”ルバーチェ商会”………)
(ずいぶん怪しい路地だとは思っていたけど………)
「なんだ、お前ら?」
「お前らみたいなガキどもが近寄っていい場所じゃねえ。とっとと失せやが―――」
小声で会話をしているロイド達に気付いたマフィア達はロイド達に近づいて忠告しようとしたその時
「なっ!?お、お前ら、あの時の!?」
ロイド達の顔を見て何かに気づくと驚きの表情で声をあげた。
「あら、顔見知りなの?」
「もしかして………」
「ハッ、どうやらお知り合いだったみてぇだな。」
マフィアの反応を見たレンは目を丸くしてロイド達に視線を向け、心当たりがある
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