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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第505話】(18禁)
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夕食後、学園寮の通路。
今日はあいにくと男子がお風呂を使える日ではないため、一夏が夕食の時に唸っていたのを目撃した。
……あれだったら学園の外に出て銭湯にでも行ってくれば良いのにと思う。
それはさておき、初体験から一日……一度経験するとまたしたくなってしまうのは若さゆえのものだろうか。
……とはいえ、流石に昨日未来とエッチして今日もってなると噂になりかねないかも――そう思い、今日の所は一旦諦めよう。
考え事をしながら通路を曲がると其処で声をかけられた。
「あっ、ヒルトさん」
「ん? セシリアか、よぉ」
通路の先に居たセシリアに声をかけられた、ぱたぱたと早足で俺の所に来ると満面の笑みを浮かべる。
「良かったですわ、今日一日、ヒルトさんと出会えないのではと心配していましたの」
「大袈裟だな、セシリア。 ……せっかくだし、部屋に来るか?」
何気無く部屋に誘った俺、セシリアは――。
「えぇ、勿論良いですわよ? ではヒルトさん、参りましょう」
言ってから俺の腕をとるセシリア、相変わらずスムーズに絡ませてくるセシリアの手際の良さに、思わず苦笑するも俺はセシリアを部屋へと案内した。
時間は午後の七時、部屋へと招き入れるとセシリアは定位置である俺のベッドに腰掛けた。
俺もその流れで腰掛けると、セシリアは――。
「うふふ、二人きりですわね」
「ま、まあな」
二人きりで寝室――何と無くそのまま押し倒せばセシリアともエッチ出来そう――そんな邪な思いが駆け巡るが、無理にそっちに進んでも下手したら悪印象しか与えない気がした。
「……ヒルトさん、どうかなさいまして?」
「え? あ、まあちょっとな」
「……うふふ」
笑みを溢すセシリア、甘えたように身を委ねてくるセシリアにドキドキしつつ、軽く手を握るとセシリアも握り返してくれた。
「……こうしてると、まるで恋人同士ですわね」
「そ、そうだな」
「うふふ……緊張、していますの?」
「さ、さぁどうだろう?」
言葉ではそう言うものの、セシリアには緊張してるのが丸わかりらしく、クスクスと微笑んだ。
「ヒルトさん、緊張なさないでくださいまし。 ……心臓の鼓動が早いですわ」
俺の胸に手を当てるセシリア、僅かに上目遣いで見上げるその仕草が可愛く映る。
頬を思わず指で掻いてると、セシリアは――。
「いつも思います。 このまま……時が止まれば良いのに、と。 ……ヒルトさんと二人きりで……」
「セシリア……」
寄り添うセシリアは瞳を潤ませて俺を見つめてくる。
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