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fate/EX=zero
天才少女の月旅行
ハーウェイの黒蠍
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詠唱?」

そぉっと視聴覚室の扉を少しだけ開ける

中に居るのはユリウスか




ユリウス・ベルキスク・ハーウェイ……ハーウェイの黒蠍と呼ばれる男だ

ハーウェイの裏側を担当する暗殺者、レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイの異母兄


ウィザードとしての実力はともかく暗殺者としては一流だ

「誰だ?」

っうげ、見つかった

「何をしているの?」
映写機に何やらコードキャストを仕掛けているようだ


「お前には関係ない」

「随分と苦戦しているみたいだけど?」

「……」

「見たところ他人のアリーナや決戦場を覗くための術式を組んでる最中って感じか」

間違いなく違法呪文(ルールブレイカ―)に当てはまるコードキャストだ
NPCに見つかったらペナルティを受けるだろう

「……」

「…まぁいいか、成功したら私にも使わせてよ」

「…断る」

断られてしまった

まぁ、いいや完成したらこっそり使わせてもらおう


視聴覚室を出ようとしたその時


「ここで何をしているのかね?」

愉悦神父…じゃない言峰神父と出くわした

「あーえっと〜」

どうしたものか
このまま外道神父…じゃない言峰神父にユリウスの違法呪文を言ってしまえばかなり大きなペナルティをユリウスに与えれるだろう
ただそれの巻き添えにならないとも限らないしな

「そういえば言峰神父のコピー元は代行者だっけ?」

「そうだが、今はそんなことどうでもいいだろう?今は何をここでしたのかだ」

ぐぅ

「私はこれでも黒鍵の扱いを心得ててね」

「ほう」
興味が湧いたようだ

「ぜひ手合せをしてもらいたいと思ってたんだよね、魔術が存在している時期に存在していた代行者の黒鍵の使い方ってやつを」

黙る言峰神父……無理だったか

「ふむ、それならアリーナ来るといい」

どうやらうまく誤魔化せたようだ

この後どうなるかは知らないけど

まぁ、コピー元が教会の代行者だろうとNPCがそこまで強いとは限らないしね

「…………」

あれ?今ユリウスに可哀そうな人を見る目で見られた気がした

ゴリラ…じゃないハイエナと言われるルヴィアだって肉弾戦で勝利したし大丈夫だろう





















ラスボスはあの位じゃ、死ぃなぁなぁいぃよ〜


え、ちょ、おま



































「お姫様は本当何考えてるんですか!!!!」


「あの外道神父……強すぎる、教会の代行
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