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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第131話
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この機体はこちらが”結社”から買い上げたものだ!持って行かれる道理などない!」
自分の問いかけに対して答えたノバルティスの答えを聞いたディーター大統領は怒りの表情で叫んだ。
「いやいや、実は契約内容にちょっとした変更があってね。用済みになった機体をこちらに回収させてもらうよう、取り計らってくれたのだよ。――――閣下の令嬢、マリアベル・クロイス嬢がね。」
「な………」
ノバルティスの説明を聞いたディーター大統領が呆けたその時
「ウフフ……その通りですわ。」
ロイド達にとって聞き覚えのある娘の声が聞こえてきた!
「こ、この声は……」
「ベル……!?」
声を聞いたロイド達が驚いたその時、空間にディーター大統領の娘であり、”クロイス家”の”魔導”を受け継いだマリアベル・クロイスの顔が映った画面が現れた!
「ベル……これは一体……?それに一体、どこにいるんだ!?オルキスタワーではないのか!?」
「フフ、わたくしはとっくにそちらを後にしていますわ。キーアさんたちと一緒に。」
「な……!?」
「…………………」
マリアベルの話を聞いたロイドは驚き、キーアは複雑そうな表情で黙り込み
「た、確かにどのフロアにもいなかったみたいだけど……」
エリィは厳しい表情で言った。するとその時シグムント、シャーリィ、アリオス、そして不良集団”サーベルバイパー”の”
頭
(
ヘッド
)
”であり、自身のある事情によってマリアベル達に力を貸す事に決めたヴァルド・ヴァレスの顔が映った画面が次々と現れた!
「アリオスさん……!」
「マクレイン……!」
「叔父貴……!シャーリィ……!」
「ヴァルドさんまで………」
アリオス達を見たロイドやダドリー、ランディは声を上げ、ティオは厳しい表情をした。
「…………………」
アリオスは何も語らず黙り込み
「クク………」
「うーん!盛り上がってきたねぇ!」
「ケッ……」
シグムントは好戦的な笑みを浮かべ、シャーリィは嬉しそうな表情で叫び、ヴァルドは舌打ちをした。その時エニグマの音が鳴り始め、音に気付いたヴァイスは通信を開始した。
「俺だ……ああ……ああ……わかった。全員タワー屋上に来てくれるように指示を出してくれ。そこで”最初の指示”をだす。………”赤の戦鬼”、”血染め”。貴様らにとっては絶望的な情報をこの場で教えてやろう。」
通信を終えたヴァイスは不敵な笑みを浮かべ
「ほう……?」
「なになに〜?」
シグムントとシャーリィは興味深そうな表情をした。
「―――俺達の仲間達や警備隊員達が既に市内の防衛に当たっていた”赤い星座”の猟兵
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