ハイスクールD×D 歩き始めた男 3
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。武術の心得がないようだな。あとで基本の型を幾つか教える。それだけで大分変わるだろう」
次は木場か。先にどういったスタイルなのかを聞いておく。特殊能力を持った剣をいくらでも生み出せると。なるほど。面倒ではあるが、ここは大人の余裕を見せねばな。さりげなく電磁ナイフを引き抜いて袖に隠す。誰も気づいてないな。開始の合図と同時に正面から突っ込む。本当に剣を生み出し、それで斬りかかってきたので電磁ナイフで受けて、電流を流す。電気が流れて硬直したところですかさず投げ伏せる。
「相手も特殊な武器を使ってくることがある。見た目だけで判断するのは危険だぞ。それからその剣は炎を操るんだろう?見た目は全て統一しろ。相手に情報を与えるな」
あらかじめ取り出してトルネードに乗せておいた十字手裏剣と衝撃集中爆弾を見せる。見た目は同じだが、ダイヤ以上の硬度を持つ刃が飛び出す十字手裏剣と、オレの指令通りの威力と指向性を持たせることのできる衝撃集中爆弾。十字手裏剣を近くの木に投げつけて貫通し、衝撃集中爆弾で貫通した木そのものを吹き飛ばす。
「戦場ではイミテーションのおもちゃでも兵士を驚かせて隙を作ることができる。先入観ってのはかなり恐ろしい物だぞ」
次は姫島か。始まると同時に空に飛んで雷を落としてくるのでトルネードからスコップと網を引っ掴み、森に隠れて落とし穴の要領で内部に隠れる。待ち続け、様子を見るために降りてきたところで穴から飛び出し、反射で放ってきた雷にスコップを投げつけて網も投げつける。絡まったところで網の端を持って、周囲の木に叩きつける。
「油断大敵だな。試合を中止にするなら他の奴に声をかけさせながらこっちに寄こせばよかったな。まあ、最初に空に逃げたのは正解だ。あれで、オレの攻撃手段は大きく制限された。あと、気になるところは網を食らった時になぜ雷を止めたのかだな。少なくとも網に流せば最後の叩きつけはできなかったんだがな」
「自分も感電してしまいますから」
「それでも耐性位は有るだろう。普段から使わないものよりはな。あとは、静電気程度でも隙を作ることはできる。一瞬の隙が敗北を引き分け、この場合は道ずれに持ち込むこともできる。頭の隅にでも置いておけ」
次はグレモリーか。王が戦うなと言いたいが、それでも戦えないよりは戦える方がいい。まっ、まともに戦う気はないがな。開始の合図と同時にゲリラからパクったスモークグレネードと煙幕発射装置で隠れる。そして虚像投影装置で撹乱。そのまま煙幕が無くなるまで撹乱し続ける。
「頭が固いな、リアス・グレモリー。索敵することができないのは危険だ。弱めの滅びの魔力で煙幕を消し去って視界を確保する。動きが制限されるものを丁寧に処理するだけで安全度はぐっと上がる。お前は絶対に倒れてはダメだ。自分の身の安全を
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