九話
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最新鋭機の機体情報の漏洩が疑われたが・・・契約書ならびに、このシャトルを持ち帰った功績によって、何とかお咎めなしになった程度である。
逆に第666中隊のテオドールとアイリスディーナは階級がそれぞれ1階級のみ昇進したのだ。
これは契約書に書かれている階級の事があった上に、一時的にとは言え、契約者と呼べる存在を三人も東ドイツは国内に抱えていることが大きいために。
それに見合った階級を与えることにすることで、外と内からも余計に厳しい監視体制が取れるようにしているだけであった。
だがシュヴァルツェスマーケンにとってみれば十分すぎるほどのリターンでもあった。
中隊全ての戦術機が今まであれば第一世代機のバラライカしかなかったが、流石に東ドイツのトップ連中にしても契約者が同時に二人もいる中隊であり、また今までの戦果を上げていることもあり。
生存性と戦闘能力の向上を置いた【MiG-23 チボラシュカ】を中隊のみではあるが配備することが決まり、シュヴァルツェスマーケンが今まで使っていた、バラライカは他の中隊へ配備されることが決まった。
「これで少しは・・・隊の生存率が上がるか・・・だが行き成りの最新鋭機の配備・・・機種転換訓練や機種に合わせた整備も今まで以上に忙しくなりそうだな」
「チッ・・・なんだって・・・こんな最新鋭機が・・・こんな中隊に送られて来るんだよ」
「本当に馬鹿か貴様は・・・貴様と私は・・・契約者だろうが!!! 上としては戦場では失いたくはないが、今の所 我が中隊しかレーザーヤクトをまともに成功させられる中隊はいないであろう、だから上は苦肉の策として最新鋭機の配備という手段しか取れないわけだ、少しは自分で頭を使え、テオドール中尉どの」
「それは・・・なに二機でもよかったじゃないのか? なにも中隊分最新鋭機なんて・・・回す余裕があるのかよ」
「確かに・・・今までならばな、だがな、中隊で集団行動をするとなると・・・機体性能ならびに戦力は統一されたほうが私は使いやすい」
確かにテオドールの言っていることは間違いではない、そのためにこの中隊にも一機だけバラライカより性能が優れている戦術機が配備されているが、それも腕は決していいとはいえない政治将校が使っている為に、中隊として戦力を見てみると
確かにバラライカで統一された戦術機中隊ではあるがその扱う腕がエース級が多い為に多少の戦場では問題ないことが多いのだ。
「それにだ、現状われわれは東ドイツの表部隊で最強と呼ばれている戦術機部隊である、今後他国との交流が有る中で中古のしかもいつ壊れるか、知れない戦術機しか乗っていないとあれば。
東ドイツという国の面子は一気に世界的信
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