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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第116話
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けどねー。」

フィーとミリアムは落ち着いた様子で答えた。



「……やっぱり教官も色々と抱えていたんですね。」

「ふふ、昔の話ではあるんだけどね……っ……!?」

リィンの言葉に苦笑したサラ教官は突如身体に痛みを感じ、地面に膝をつき

「サラさん……!?」

それを見たゲルドは心配そうな表情で声を上げた。



「無理はしないでもらおう。……後は俺達の仕事だ。」

「フフ……ちょっと張り切りすぎちゃったみたいね。でも、これで連中はもう介入してこないわ。アルバレア公は砦にいるはず……後は君達でケリをつけてきなさい!」

「教官……わかりました。ここで待っていてください!」

「行くぞ―――父上の元へ!」

そしてリィン達はサラ教官をその場に残して砦内の探索を開始した。



〜オーロックス峡谷〜



「―――見つけましたわよ。」

「何……!?」

「女の声だと……!?」

「一体どこにいる!?」

リィン達が砦内の探索をしているその頃、オーロックス砦から撤退して離脱ポイントに向かっていた猟兵達は突如聞こえて来た女性の声を聞き、周囲を警戒した。するとその時上空にペガサスを滞空していたシグルーンが飛び降りて猟兵達の行く手を遮り、鞘から細剣を抜いた。



「騎士だと……!?」

「女!何者だ!?我らに何用だ!?」

シグルーンの登場に猟兵達は驚いたりシグルーンを警戒していた。



「―――我が名はシグルーン・カドール。メンフィルの次代の皇帝たるリフィア・イリーナ・マーシルン皇女殿下の親衛隊の副長を務める者ですわ。」

「なっ!?」

「”聖魔皇女”の親衛隊の副長だと!?そのような者が我らに何の用だ!?」

シグルーンの正体を知った猟兵達は驚いたり、睨んだりしていた。

「フフッ、今朝リフィア殿下―――いえ、メンフィル帝国政府から命令があったのでこの場に参上したまでですわ。」

「メンフィル帝国政府からの”命令”だと……?それと我らがどう関係がある。」

「自国領であるユミル襲撃並びにケルディック焼討ちを直接行った”クロイツェン州が雇った北の猟兵”をメンフィル帝国が許すとお思いですか?」

猟兵の問いかけに対し、シグルーンは不敵な笑みを浮かべて膨大な殺気を猟兵達に向けた。



「何だとっ!?」

「まさか……!」

「”報復”か!」

「クッ、舐めるな……!幾ら親衛隊の副長と言えどたった一人で我ら”北の猟兵”を相手にできると思っているのか!?」

シグルーンの言葉を聞いて瞬時にシグルーンが自分達を殺しに来た事を理解した猟兵達は武器を構えてシグルーンに襲い掛かろうとしたが

「遅い――――」

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