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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第116話
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は砦内に突入した。リィンが砦内に突入する少し前、既に砦内に突入し終えた突入班が先に進もうとしたその時声が聞こえて来た。



「止まるがいい……!」

すると北の猟兵達が現れ、サラ教官達の行く手を阻んだ!

「………………!」

「ユミルを襲った猟兵達と同じ鎧……!」

北の猟兵達の登場にサラ教官とエリスは厳しい表情をし

「父に雇われた猟兵……”北の猟兵”だったか。そこを退くがいい。俺はアルバレア公に用がある。」

ユーシスは猟兵達を睨んで忠告した。



「それはできぬ相談だな。ユーシス・アルバレア。貴様を拘束するようにとの指示も受けている。」

「”我らが故郷(ノーザンブリア)”の名にかけてその依頼、果たらせてもらおう。」

「―――やれやれ。相変わらずみたいね。」

呆れた表情で呟いたサラ教官がユーシス達の前に出ると猟兵達は血相を変えた。



「サラ・バレスタイン……!」

「……貴様も一緒だったか。”紫電”の異名、遊撃士として聞き及んではいたが……」

「士官学院の教官になったという情報は確かだったらしいな。」

「……サラ…………」

「サラさんの知り合い……?」

サラ教官を知っている様子で話す猟兵達の言葉を聞いたフィーは心配そうな表情をし、ゲルドは不思議そうな表情で尋ねた。



「ええ、ちょっとした腐れ縁って奴ね。――――あんたたちのやり方は否定しないわ。団の送金で故郷のみんなが助かっているのも確か。でも―――今のあたしはこの子達の担任教官よ。そしてこの国は故郷を捨てたあたしにとって第二の故郷でもある……今はメンフィル帝国領とは言え、第二の故郷であった場所を焼討するような非道を働くなら容赦はしない―――2度と悪さができないよう叩きのめしてあげるわ!あたし一人の手でね……!」

そしてサラ教官は凄まじい闘気を纏って銃口を猟兵達に向けた。

「くっ………!」

「いくら貴様と言えど、この数を相手にするつもりか!?」

「へ……」

「まさか……一人で戦うんじゃ!?」

「高ランクの猟兵団……一人じゃ無謀すぎる!」

サラ教官の発言を聞いたミリアムは呆け、エリオットは不安そうな表情で尋ね、フィーは真剣な表情で警告した。

「馬鹿な、俺達も―――」

「―――いいえ。ここはあたしに任せて頂戴。6年目につけ損ねたケジメ……そのケリを付けるという意味でも!」

「どうしてそんな………」

「サラさん……」

ユーシスの申し出を断ったサラ教官の様子をエリスとゲルドは心配そうな表情で見つめた。



「いいだろう!サラ。バレスタイン!」

「団を抜け、故郷を捨てたこと後悔させてくれる―――!」

そしてサ
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