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奇奇怪怪
3部分:第三章
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かもモデルになれた。彼女にとってはいいこと尽くめであった。
 彼女は幸せの絶頂にあった。モデルとしても早速仕事に恵まれ友人とのキャンバスライフ共々楽しんでしていた。しかしその中でだ。
 ふとニュースを見てだ。こう思ったのである。
 丁度北朝鮮のニュースキャスターがテレビに出ていた。あのチマチョゴリを着ている女がである。夏希は彼女の名前を知らない。
「この人何ていうの?」
「さあ」
「何ていうんだろうね」
 叔父夫婦は家のリビングでテレビを見ている。そこに下宿の学生も何人かいて一緒にテレビを見ている。部屋にそれぞれテレビはあるのだがどうやらリビングの方が落ち着くらしくここで見ているのである。
「よく見るというかいつもテレビに出てるけれどね」
「下手な芸人よりもね」
「確かに出てるよね」
 夏希は冷蔵庫からアイスクリームを出しながら述べた。そこは家族用の冷蔵庫であり下宿の学生用のそれは他にあるのである。

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