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奇奇怪怪
1部分:第一章
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が東京なのよ」
「話には聞いていたけれど」
 夏希は目を輝かせてさらに言う。
「凄い場所なのね」
「じゃあ大学のテストは」
「三日後なのね」
「うん、そうなの」
 テストのことはもう頭に入れていた。新宿駅前のそのタクシー乗り場の前を歩いている。その車道を行き交う車も相当な量である。

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