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アインクラッド篇
movement �U 絶望と希望の二重奏
決着と決意
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呼ばれて振り向くと、そこにはソラが立っていた。ゆっくりと歩いてきて、すぐ隣に俺と同じように腰を下ろした。

「最後、」

「へ？」

「また無茶したでしょ。」

「あ。あー、うん。ごめんな？」

「ヤダ。絶対許さない。」

「う……勘弁してください。」

「フフッ、冗談よ！勝ったから許したげる。」

そう言って微笑むソラ。しかし、その後直ぐに真面目な顔に戻って言う。

「でも………、本気で心配したんだからね？もう無茶はしないで。」

「……なるべくな。」

「もう！全く……どうなっても知らないよ！」

「悪い悪い、気を付けるって。」

軽口を叩く。多分守れない約束。でも、これでいい。これから先、幾度この約束を破ろうとも、俺は、必ず―――――――

「どうかしたの？」

「……いや、何でもない。」

「……………ふぅぅ〜〜〜ん？そう？」

「何だよその間は？」

「別にぃ？何でもないよー？」

「……ま、いいけどな。」






例えどんな敵であろうとも、どれ程の絶望に打ちのめされようとも、例え彼女自身に忌み嫌われようとも、

「俺は“今度こそ”、お前を守ってみせる。『蒼空(ソラ)』。」





movement�U 絶望と希望の二重奏 了
2016,5,22

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