天才少女の月旅行
淑女の決闘と現れる太陽の騎士
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には優しくしてしまう
私の悪い癖だ
「えっいや…ってあなたは!」
「えっと、佐々野って言います、予選であなたの宝石使わせてもらった」
「知ってるわよ!」
「それで、何かあったの?」
遠坂凛は少し迷ってから語りだした
「実は……」
「アリーナに迷宮を作ったってわけね」
遠坂凛の話によると敵のマスターはアリーナに着くと宝具によって迷宮を作り出したらしい
幸い暗号鍵等は取りに行けるがリターンクリスタルが使用不可のようで内部には通常の攻性プログラム以外に特殊な敵が出ているらしい
「確か名前は、万古不易の迷宮(ケイオス・ラビュリントス) クレタ島のクノッソスの迷宮、深く潜れば脱出不可能になるわ」
「しかし随分と安易なマスターだね、そんな宝具を使えるの迷宮の主であるミノタウロス…もといアステリオスか迷宮の創造者ダイダロスのどっちかに限られるしね」
そしてアステリオスはバーサーカーの適正しかない以上クラスだけであとはわかる
「随分と偉そうなむかつくキャスターだったわよ」
「ダイダロスは自信家で有名だからね、よっとできた」
「さっきから何しているの?」
遠坂凛の話を聞きながらポケットの中から糸を取り出して糸玉を作っている私に興味が出たらしい
「いや、リターンクリスタルが使えないなら迷宮殺しを使えばいいと思って」
「迷宮殺し?」
あれ?遠坂凛は知らないのか……私も年齢を重ねてきているということか
「昔ウィザード達がお互いの工房を披露するイベントがあって、中を迷宮化させてるようなウィザードもいたから飽きたらすぐに帰れるように作られた…概念武装って感じかな、正式名称はアリアドネの糸っていうの」
「アリアドネの糸ってことは」
「うん、クレタ島のクノッソスの迷宮の脱出方法として有名な手段だよね」
リターンクリスタルが流行してからはすっかり出番のなくなったコードキャストのため白衣の中に入れてなかったので糸を巻くのに時間がかかったが無事完成した
遠坂凛の方を見る、きょとんとしている顔が可愛らしい
その時視界の端に1人の少年が見えた…あれは!
「はい、あげる」
アリアドネの糸を遠坂凛に渡して私はその少年を追いかける
「え、あ、ちょっと!」
「じゃ、がんばってね」
「…………ありがとう」
「おや、ミス佐々野やはりあなたも本選まで来たのですね」
追いついた少年レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイは自身のサーヴァントを隠すこと
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