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メン・タンク・マッチ:MTM
初動編
MTM:初動編 第1話「道導(みちしるべ)」
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りする。
動画で何か面白いものがないか探しているとたまたま、戦車道の動画がを見つけた。
試しに動画を見てみるかと動画にカーソルを持っていきクリックした。
すると、戦車同士の戦いが映しだされた。
激しい轟音に機械の音や爆発音が鳴り響く
動画は5分程度で終わったが、気が付くと次の戦車道の動画も見ていた。
次々見ていくと動画の中に60回黒森峰女学園決勝戦という動画があった。
「テレビで言ってた学校か」
それもクリックして動画を見ると、
黒い制服を着た女子達がデカくて重そうな戦車に乗り込み。
綺麗に隊列を組んだ戦車が大砲を一斉に相手に向かい撃っている。
その後も、いくつかの動画を見ること30分、次は戦車道のことを少し調べてみた。
ルールやどういう戦車があるのか社会人や学生など試合情報などいつの間にか天桐は無我夢中になって調べていた。
途中で天桐は、パソコンの時計を見て今が19時7分と知った。
「もう、こんな時間か」
パソコンをシャットダウンした後、外着に着替えて外に出かけた。晩飯を買いに行ったのだ。
彼は晩飯で基本、自炊から外食、コンビニのどれかで済ます。今回の晩飯はコンビニになった。
コンビニへは歩いて5分もかからない距離にあるのでよく何か買いに行っている。
コンビニに近づいて行くと騒ぎ声が聞こえてきた。
「おい、おっさん。今なんか言ったか?」
「だから、こんな所で座ってたら周りのお客さんに迷惑がかかるだろ。早くどきなさい」
なんだなんだと見ると三人組の若い男と40歳過ぎに見える中年男性が言い争っていた。
三人組の若いヤンキー風の男はコンビニの玄関口の側に座り込んでタバコを吸ったり、缶やペットボトルの飲料水を飲んでいる。一方、中年男性はスーツに革鞄を持ったサラリーマン風で三人組の前で立っていた。
「ここに座ってたら他の人が店に入りにくいじゃないか。それにタバコの吸い殻をそこに捨てるな」
マナーがなっていない三人を注意すると、ムカついたのかヤンキーの一人が足で中年男性の腹を蹴った。
「グハッ」
蹴られた中年男性は腹を両手で抑えて苦しみながら両膝を地面について蹲った。
「おいどうする?このおっさんシメるか」
蹴ったヤンキーは他の仲間二人に聞くと
「財布だけもらっとこうぜ」
と答えが返ったので蹲る中年男性に手を伸ばした時。
「おい、お前ら」
突然、声を掛けられたのか少し驚いたヤンキー達は周りを振り返った。すると、天桐と目が合った。
「あ?なんだテメー」
蹴ったヤンキーが天桐に近づいていく。
「やめとけって言ってるんだ」
天桐は再度警告をした。
「うるせ」
と天桐の目の前に立った瞬間、不意をつく感じで天桐の腹に右拳を打ち込んだ。
「グッ」
それを受けた天桐の体が少し揺れ倒れかけた。
「ヘヘヘ
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