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銀河英雄伝説〜新たなる潮流(エーリッヒ・ヴァレンシュタイン伝)
第二百九十三話 新王朝
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同盟では立場が違う。帝国は勝者、同盟は敗者。帝国で同盟の大使がどれ程尊重されるか、疑問に思うのは当然の事だ。
「余り心配は要らないと思いますが?」
「……」
「ヴァレンシュタイン元帥は同盟との協力を重視しております。不当な扱いを受ける事は無いと思います」
「残念ですが同盟人の多くはその事を知りません。困った事ですな」
「確かに」
悪い男ではないな、そう思えた。帝国はそれなりの人材を送って来たようだ。
「同盟政府としては早急に軍人を民間に戻したいと考えています」
「そのためには景気高揚政策を採る必要が有ると思いますが」
「その通りです。街に失業者が溢れる様な事態は避けたい。そのためには帝国政府の協力が必要です」
エルスハイマーが頷いた。
「国債の発行ですな」
「その通りです。御協力頂けようか」
「もちろんです。自由惑星同盟軍の縮小は帝国政府も懸念しております。早急に同盟政府の景気高揚政策を伺いたいと思います」
「では近日中に検討会を」
「承知しました」
先ずは馬を水飲み場まで連れて来ることが出来た。後は馬がこちらの出す水を飲んでくれるかだな……。
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