第2話
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にインストールされている解析機能を使って、敵の情報を解析すると共に一時的に敵の様々な能力を減少させるクラフト―――Aディフェクターで手配魔獣を解析したレンは身につけている”二つの戦術オーブメント”を駆動させ始めた。
「気のせいかしら……?エニグマを駆動させている間に発生する光が2重に光っているような気がするのだけど……」
「………恐らく二つの戦術オーブメントを駆動させる事によって”ダブルアーツ”を放つつもりなのでしょう……しかしこの導力波は一体……?」
レンの様子を見て何かに気づいたエリィは不思議そうな表情をし、エリィの疑問に答えたティオは戸惑いの表情でレンを見つめていた。
「ハアッ!?”ダブルアーツ”って事は……まさかアーツを一度に2回も放つ気か!?」
「ティオ、戦術オーブメントは普通一人一つじゃなかったか?」
ティオの説明を聞いたランディは驚き、ロイドはティオに質問した。
「ええ、戦術オーブメントの配布の規定ではそうなっていますが別に戦術オーブメントを二つ以上所持する事の禁止はされていません。それよりも気になるのはレンさんからエニグマ以外の導力波が感じる事です。この導力波はエニグマでも旧式の戦術オーブメントでもありませんし……」
ロイドの質問に答えたティオは真剣な表情でレンを見つめていた。
「えいっ!ダブルファイアボルト!!」
するとその時アーツの駆動を終えたレンが二つの戦術オーブメントを同時に発動させてアーツによって発生した炎の球体を敵に命中させた後アーツを発動させた敵に一気に詰め寄って魔導杖でクラフトを放った。
「円月輪!六行六連!!」
踏み込ながら杖を回転させて敵に攻撃し、更に続けて魔導杖による連打を敵に命中させるとダメージに耐えきれなくなった敵は消滅した。
「うふふ、まずは一体ね♪―――っと!」
敵の撃破を確認したレンだったが残りの2体が放った花粉の攻撃に気づくと素早く後ろに跳躍して回避し
「燃え盛れ赤き猛威よ――――イラプション!!」
魔導杖にインストールされている対象の地面から溶岩を噴出させて攻撃する特殊魔法の一つ――――イラプションを発動し、弱点属性である火属性の攻撃を受けた手配魔獣達は怯んだ。
「二の型―――疾風!!」
その隙を逃さないかのようにレンは仕込み刀を隠している鞘を抜いて電光石火の速さで魔導杖の仕込み刃で斬撃を敵達に叩き込み
「クスクス、逃がさないわよ……!」
続けて自身を中心に光の渦を発生させて敵達を自分の元へと引き寄せ
「洸閃牙!!」
引き寄せた敵達に円状の斬撃を叩き込み、ダメージに耐えきれなくなった敵達は消滅した!
「ふふ、御機嫌よう♪」
「ハハ、さっきの宣言通
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