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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第106話
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(………………)
(フフ、私達の事も忘れないでよ、リィン。)
ヴァリマールの申し出を聞いたメサイアは目を丸くし、アルティナは静かな表情で黙り込み、アイドスは微笑み
(へえ?鉄屑の分際で中々言うじゃない。)
(ふふふ、評価を改める必要がありますね。)
ベルフェゴールとリザイラは感心した様子でヴァリマールを見つめた。
「そうだな……同じ過ちを犯さないためにも。答えを探し続けること自体に意味があるのかもしれないな……ありがとう、ヴァリマール。少しだけ楽になった気がする。」
「フム……ソレナラバイイガ。マアイイ―――私ハ今シバラク眠リニツク必要ガアル。マタ必要ニナレバ起コスガイイ――――」
リィンの答えを聞いたヴァリマールは再び眠りについた。
(……もっと強くならなくちゃな。せめて、手の届く範囲のものを守り抜けるくらいには……もうそろそろ整備も終わる頃だろう。仮眠でもとりながらみんなを待つとするか……?)
集合時間までの僅かな空き時間をどうするか考えていたリィンのARCUSに通信が入り、リィンは通信を開始した。
「―――はい。リィン・シュバルツァーです。」
「やあ、ジョルジュだ。今ちょっといいかい?」
「ジョルジュ先輩でしたか。何かあったんですか?」
「実は今、ルーレ工科大学に所用で顔を出しているんだが……ある人物から、騎神についての興味深い話を聞いてね。できればすぐにでもこちらに来て欲しいんだ。」
ジョルジュの話に驚いたリィンは思わずヴァリマールを見上げた。
「騎神についての話……?いったい誰からですか?」
「ルーレ工科大学の学長―――”シュミット博士”。この帝国における導力工学の第一人者さ――――」
その後リィンは詳しい話を聞く為にルーレ工科大学に向かい、ジョルジュの隣にいるルーレ工科大学の学長にしてエレボニア帝国の導力工学の第一人者―――G・シュミット博士と向かい合い、詳しい話を聞き始めた。
〜ルーレ工科大学〜
「G・シュミット。この工科大学の学長をしている。……しかし、貴様のような青臭い小僧が”灰の騎神”を操っていたとはな。貴族連合の連中も情けないものよ。」
「は、はあ……」
「博士……さすがに初対面でその言い草はないでしょう。以前は彼らにレアメタルの採取まで手伝ってもらったそうじゃないですか?」
紹介の後に口に出したシュミット博士の言葉にリィンは戸惑い、ジョルジュは呆れた表情で指摘した。
「フン、あれは学生どもが勝手に依頼を出しただけだ。間接的に私の研究を手伝えたのだからむしろ礼を言われてもいいくらいだろう。」
「ふう、まったく……」
「それよりも……さっ
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