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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-H移ろいゆく季節〜Knight’s Trial〜
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「おお! アンジェリエ、やっと旗を開いた!」

朱色に輝く魔力で出来た旗がバサッと開いた。硬軟・広狭自在の魔力旗で攻防を行う。それがアンジェリエの本来の戦術や。硬くしては魔力刃として斬撃を繰り出して、柔らかくしてはメイスを絡め取って無力化、そんで素手や蹴りでの攻撃。押され気味やった戦況を互角に戻した。そやけど・・・

「あー! 負けたぁぁぁーーーー!」

相手の騎士の方が一枚上手で、アンジェリエが惜敗した。握手してお互いの健闘を称えるアンジェリエ達にわたしらは「ナイスファイトー!」拍手を送った。そんでとうとう我らが大親友シャルちゃんの出番や。
朱朝顔騎士隊ロート・ヴィンテ所属。Aクラス4位、騎種は剣騎士。イリス・フライハイト。対するのは桃茉莉花騎士隊ローザ・ヤスミーン所属、Aクラス3位。武器は双剣。順位で言えばシャルちゃんより上や。

「頑張れー!」

「シャル! 負けるなぁー!」

「前回の試験からどれだけ強くなったか見せてやんなさい!」

「まぁ前回の試合の時は応援に来られなかったけど」

「というか、教えてくれなかったよねシャル」

「あぅ〜。私が撃墜されて入院してたから・・・」

「さすがに応援に来て、なんて言えないか・・・」

騎士昇格試験は3年に一度行われるらしくて、前回の試験はちょうどなのはちゃんが入院してた時期や。そやけど今回はチーム海鳴勢揃いってこともあって、わたしらの応援にも熱が入る。

「シャルちゃん、頑張ってな・・・!」

モニターに映るシャルちゃんの勝利を強く願う。そんでカウントが始まって、0になった瞬間、シャルちゃんと相手の騎士が同時に地を蹴った。そっからはいつも通りに強いシャルちゃんの見せ場。直接斬撃や中・遠距離からの斬撃と戦況に合わせて切り替えて、相手の騎士の反撃を許さへん。

「決まったな」

ルシル君が微笑む。シグナムとヴィータも「ああ」って同意した。シャルちゃんは陸戦でも空戦でも相手を圧倒して、「おお! 勝った!」見事に撃破。みんなでハイタッチしながらシャルちゃんの勝利を喜び合って、「おめでとー!」拍手を送った。

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