暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-H移ろいゆく季節〜Knight’s Trial〜
[10/10]
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
「おお! アンジェリエ、やっと旗を開いた!」
朱色に輝く魔力で出来た旗がバサッと開いた。硬軟・広狭自在の魔力旗で攻防を行う。それがアンジェリエの本来の戦術や。硬くしては魔力刃として斬撃を繰り出して、柔らかくしてはメイスを絡め取って無力化、そんで素手や蹴りでの攻撃。押され気味やった戦況を互角に戻した。そやけど・・・
「あー! 負けたぁぁぁーーーー!」
相手の騎士の方が一枚上手で、アンジェリエが惜敗した。握手してお互いの健闘を称えるアンジェリエ達にわたしらは「ナイスファイトー!」拍手を送った。そんでとうとう我らが大親友シャルちゃんの出番や。
朱朝顔騎士隊ロート・ヴィンテ所属。Aクラス4位、騎種は剣騎士。イリス・フライハイト。対するのは桃茉莉花騎士隊ローザ・ヤスミーン所属、Aクラス3位。武器は双剣。順位で言えばシャルちゃんより上や。
「頑張れー!」
「シャル! 負けるなぁー!」
「前回の試験からどれだけ強くなったか見せてやんなさい!」
「まぁ前回の試合の時は応援に来られなかったけど」
「というか、教えてくれなかったよねシャル」
「あぅ〜。私が撃墜されて入院してたから・・・」
「さすがに応援に来て、なんて言えないか・・・」
騎士昇格試験は3年に一度行われるらしくて、前回の試験はちょうどなのはちゃんが入院してた時期や。そやけど今回はチーム海鳴勢揃いってこともあって、わたしらの応援にも熱が入る。
「シャルちゃん、頑張ってな・・・!」
モニターに映るシャルちゃんの勝利を強く願う。そんでカウントが始まって、0になった瞬間、シャルちゃんと相手の騎士が同時に地を蹴った。そっからはいつも通りに強いシャルちゃんの見せ場。直接斬撃や中・遠距離からの斬撃と戦況に合わせて切り替えて、相手の騎士の反撃を許さへん。
「決まったな」
ルシル君が微笑む。シグナムとヴィータも「ああ」って同意した。シャルちゃんは陸戦でも空戦でも相手を圧倒して、「おお! 勝った!」見事に撃破。みんなでハイタッチしながらシャルちゃんの勝利を喜び合って、「おめでとー!」拍手を送った。
[8]
前話
[9]
前
最初
[1]
後書き
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ