暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五話 ライトニング
[1/6]
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
新しい部隊、新しい設備、新しい仲間。
期待と不安を胸に、アスカは機動六課へとやってきた。
魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者、始まります。
outside
機動六課発足式前日の夕方、アスカは六課隊舎の前にいた。
「す、すげぇ……」
その建物を見上げて、アスカは感嘆のため息……と言うか、尻込みした。
「マジか……中古の払下げって聞いてたけど、まるで新築だぜ」
キョロキョロしながら、アスカは受付で自室の鍵をもらい寮へと足を向ける。
男女合同の建屋らしく、さすがに居住区は別れているが食堂や休憩室などは共同らしい。
(何て言うか……099の隊舎とは天と地だ。あそこは、一匹見かけたら三十匹はいるヤツラの巣窟だったからな)
新品の匂いのする廊下を移動して、アスカは割り当てられた部屋にたどり着く。
「ここか」
ドアの前には、表札のように自分の名前と、同室者の名前が表示されている。
「エリオ・モンディアル……」
何となしに同室者の名前を読み上げて、アスカは部屋の中へ入る。
まだ同室者は到着していないらしく、部屋には誰もいなかった。
部屋は八畳程あり、二段ベットと机が二つ、共同クローゼットと冷蔵庫にテレビが備え付けられていた。
「……なんだ、この豪華な設備は。099だったら、この広さなら六人部屋だぞ」
ソワソワと落ち着かないアスカは、とりあえず気を鎮めようとベッドに腰を掛けた。
アスカが落ち着かないのも無理はない。
099部隊の隊舎やら設備はとにかくボロボロで、それが当たり前の環境で生活をしていたのだ。
小ぎれいな隊舎に、少しばかりビビっても仕方がない。
座ったものの、キョロキョロと落ち着かないアスカ。自室なのに挙動不審である。
その時、コンコンとドアがノックされた。
「は、はい、どうぞ」
ちょっとドモってアスカが答えると、ドアが開いて10歳くらいの赤毛の男の子が入ってきた。
「失礼します。アスカ・ザイオン二等陸士でしょうか?」
赤毛の少年がアスカに尋ねてくる。
「ああ、そうだけど、君は?」
「ボクは……いえ、自分はエリオ・モンディアル三等陸士です。本日よりザイオン二士と同室となります。よろしくお願いします」
ピッと敬礼するエリオと名乗った少年。
(マジ?)
同僚と呼ぶには、あまりにも幼いエリオを見て面食らうアスカ。
それでも、一呼吸置いてアスカも直立不動で敬礼を返した。
「アスカ・ザイオン二等陸士です。こちらこそ、よろしくお願いします」
丁寧に言った後、ニッと笑ってアスカは右手を出した。
「堅苦しい挨拶はこれくらいにしよ
[8]
前話
[1]
次
最後
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ