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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五話 ライトニング
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質問した。

フェイトと二人で運ぶ、超大盛りのパスタ。

「え?ただのパスタですよ?」

エリオは何を言ってるんだろう、と不思議そうに答える。

「うん、まあ、そうだよね」

圧倒されるアスカはキャロに目を向ける。

「あ、あはは…」

キャロも驚いているのか、顔を引きつらせて笑っている。

「…食おうか…ショッキングな事の連続で食欲なくなったけど」

ポツリと呟いてアスカは席に着いた。





食事が始まってから一定のペースで消えていくパスタを見て、アスカはもはや感心するしかなかった。

「すごい食べるんですね、モンディアルさん」

キャロも感心したかのように言う。

(ん?)

その時、アスカはキャロの言葉使いが気になった。

「そうですか?ボクは普通だと思うんですけど?」

(んん?)

エリオの言葉使いも気になる。

(アレ?この二人、ハラオウン執務官の保護児童って言ってたよな?何で敬語なんだ?)

普通の会話をしているように見えて、どこか余所余所しいエリオとキャロ。

フェイトが会話に加わるとそうでもないように見えるが、どこか違和感を覚える。

しばらく様子を見るアスカ。

エリオとフェイトが喋る。キャロとフェイトが喋る。たまにアスカが口を挟む。

(もしかして……)

違和感の正体に気づいたアスカは行動に出る。

「はい、一旦ストップ」

フェイトとキャロが話している所に割り込むアスカ。

「どうしたの?」

フェイトがアスカを見る。

「ちょっと気になった事がありまして…エリオ、キャロ。もしかして、二人が出会ったのって最近か?」

その問いかけにフェイトが慌てる。

「あ、あのね、アスカ。エリオとキャロは…その、いろいろと…」

「色々あったのは分かります。エリオ、どうなんだ?」

フェイトを抑えてエリオに尋ねるアスカ。

「えと、そうです。お互いの事はメールや写真で知っていましたけど、直接会うのは、六課に来て初めてです」

エリオが戸惑いながら答える。

「なるほどね。えっとさ、小さいときにさ、ハラオウン執務官に遊んでもらった事ってある?」

「え?はい、勿論」

エリオが答えると、アスカは更に質問をぶつける。

「どんな事をした?キャロ、どこかに連れて行ってもらったりとかしたか?」

アスカがキャロに話を振る。

「え…えぇっと、遊園地に連れて行ってもらった事があります」

急に話を振られて驚くキャロだったが、すぐにそう答えた。

「あ!ボクも連れて行ってもらった事があるよ!」

「ええ!本当!?」

共通の話題が出て、エリオとキャロは笑顔になって話し始
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