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魔法少女リリカルなのはStrikerS 前衛の守護者
第五話 ライトニング
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、余計な事を聞いたな。ゴメン」

「いえ!いいんです。アスカさんは悪くないですよ!」

慌ててフォローするエリオ。そんなエリオを見て、少しだけ救われた気持ちになるアスカ。

「ありがとな。ところで、保護者って、女の人か?」

「え?はい、そうですけど?」

その答えを聞いて、アスカはしゃがんでエリオと目線を合わせた。

「じゃあ、その人はエリオの《お母さん》だな。だったら、保護者の方なんて言うより、ボクのお母さんですって言った方が喜ぶんじゃないか?」

アスカはポンポンとエリオの頭を軽く叩き、そうだろ?と笑う。

「そうですね……きっとその方が喜んでくれると思います…けど、その…お姉さんのような人でもあるし…照れくさいと言いますか…」

アスカの言わんとした意味を理解したエリオだったが、ちょっと困ったように、はにかんだ笑みを浮かべる。

「まあ、無理にとは言わないけど、チョットずつやていけばいいさ」

そう言ってアスカは時計に目を向ける。7時を少し過ぎている。

「もう行った方がいいんじゃないか?オレはいいから、行ってこいよ」

アスカはエリオを促した。

「はい、じゃあ行ってきます」

エリオはそう言ってドアを開こうとした。が、そのまま固まった様に何かを考え込んでいる。

「?」

どうしたんだろとアスカはエリオの背中を見る。その時、エリオが振り返った。

「アスカさん。もしよろしければ、一緒に行きませんか?」

振り返ったエリオがアスカを誘う。

「オレなんか行ってどうするよ?親子水入らずの方がいいだろ?」

遠慮するよ、と手を振るアスカ。

「同室の人ですって紹介したいんです。アスカさん、凄く良い人だから」

ぜひ、とエリオが押す。

ちょっと顔を赤らめるアスカ。

「まあ、どのみち食わないといけないからな…じゃあ、ご一緒しますか!」

「はい!」

アスカが一緒に行くことになり、エリオは嬉しそうに笑った。






食堂について、エリオから保護者を紹介されたアスカは金縛りにあったかのように固まった。

「こちら、同室のアスカさんです。アスカさん、保護者のフェイトさんです」

ヒョイ

紹介されたと同時にアスカはエリオを小脇に抱えると、一旦食堂から避難した。

そして、食堂の入り口付近でエリオの両肩を掴んでカクンカクンと激しく揺らした。

「エ、エ、エ、エリオくぅん!?お前の保護者ってハラオウン執務官だったの?じゃあ先に言ってよ!超大物じゃない!ナニ?お前オレを心臓発作でコロコロするつもりだったの??!!」

カクカクカク!

激しくエリオを揺らして動揺しまくるアスカ。

アスカにとって、準備運動な
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