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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第97話
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いか……?」

シグルーンの話を聞いたアリサは驚き、セレーネは疲れた表情をし、ラウラは真剣な表情で推測した。



「そしてそんな彼女が”クロスベル帝国”建国に関わった後は、間違いなく今後の外交などにも関わってくるのだろうね。やれやれ……噂には聞いていたけど、まさか”六銃士”がそんな凄い能力を持つ存在だったとはね。……まあ、メンフィルとクロスベルが攻めてくる前に内戦を終結させてもこのルーレはどの道メンフィルに贈与された後クロスベル領となってしまうのか……」

「アンゼリカさん…………」

「……どうしてそんなに辛そうな表情をしているの?」

肩を落として辛そうな表情をしたアリサは悲しそうな表情をし、ゲルドは不思議そうな表情で尋ねた。



「ルーレはアリサ君同様私にとって生まれ育った故郷だからね。……で、メンフィルとの戦争を回避する為には私の実家―――”ログナー侯爵家”はこのルーレから出て行かなければならないから色々と思う所があるんだよ。”救済条約”とやらを使っても”四大名門”の帰属は許されないのだろう?」

「はい…………」

ゲルドの説明したアンゼリカはリィンに視線を向け、視線を向けられたリィンは辛そうな表情で頷いた。



「まあ、皇帝陛下への忠誠も低くないあの父が他国に鞍替えするなんてことはありえないし、”平民”に落とされてまでルーレに住むつもりもないだろう。それに”貴族として”ルーレを治める事や住む事を禁止しているだけなのですから、”旅行”で訪れたり、”一般人として”住む事は問題ないでしょう?シグルーン中将閣下。」

「ええ。さすがにそこまでは制限していませんわ。」

アンゼリカに問いかけられたシグルーンは静かな表情で頷き

「それを聞けて安心しました。元々私は頻繁に他の娘達の所で泊まっていたから、私はそれ程問題ではないさ。それにレン君の指摘通り7年ものチャンスが与えられたのだから、実家やエレボニア帝国の為にもそのチャンスをモノにしてみせるさ。」

「フフ……たくましいですね。」

アンゼリカの答えを聞いたラウラは苦笑した。



「―――まあ、そんな事よりも。まさか本当にリィン君がアルフィン皇女殿下のお相手になるとはねぇ?」

「う”……そ、それは…………」

口元に笑みを浮かべたアンゼリカに視線を向けられたリィンは表情を引き攣らせて言葉を濁し

「しかも話を聞く限り”ラインフォルトグループ”を護る為にもアリサ君とも結婚しなければならないし、養子とはいえメンフィル皇家の一員であるセレーネ君を捨てるなんてことはできないから当然彼女も娶らなければいけない上、心から大切にしている妹であるエリゼ君とエリス君の想いも兄として無下にできないから、現時点でも5人もの麗しい女
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