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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第96話
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ック皇子殿下を利用するだと!?」

「セドリック皇子……アルフィン皇女の双子の弟ね。」

更にシグルーンの口から出た驚愕の事実を聞いたラウラはリィンと共に厳しい表情をし、ゲルドは静かな表情で呟いた。

「……というかそんな重要な情報、何で今まで黙っていたのよ?」

サラ教官は厳しい表情でシグルーンに尋ねた。

「メンフィル帝国が手に入れた重要な情報をそう易々と他国―――それも”敵国”に教える訳にはいきませんでしたので。」

「?じゃあどうして今私達に教えてくれたの?」

シグルーンの答えを聞いたゲルドは不思議そうな表情で尋ねた。



「フフ……それはゲルドさん、貴女がメンフィルにとって重要な予言をされたとの事ですので、その報酬の一部としてゲルドさんの仲間である皆さんにも教えて差し上げたのですわ。」

するとシグルーンはゲルドを見つめて予想外の答えを口にした。

「へ……」

「私?」

微笑みながら答えたシグルーンの答えを聞いたリィンは呆け、ゲルドは不思議そうな表情をし

「ゲ、ゲルドがメンフィルにとって重要な予言をしたって……」

「……一体どんな内容をいつ、メンフィルに教えたのだ?」

アリサは戸惑いの表情をし、ラウラは不思議そうな表情で尋ねた。



「あ……もしかして補給の時に寄ったケルディックでゲルドがプリネさん達に教えた予言の事ですか?」

「お兄様?何かご存知なのですか?」

ある事に気付いたリィンの問いかけを聞いたセレーネは不思議そうな表情で尋ねた。そしてリィンはその場にいる全員にゲルドの予言―――ケルディックが焼き討ちされる事を説明した。



「何ですって!?」

「りょ、猟兵達にケルディックが焼き討ちされるって……!」

「クッ……愚かな真似を……!”貴族連合”は一体何を考えている……!?メンフィルにあれだけ痛手を喰らわされたというのに……!そのような暴挙を行えば、メンフィルが黙っていると思っているのか!?」

説明を聞き終えたサラ教官は厳しい表情で声を上げ、アリサは表情を青褪めさせ、ラウラは怒りの表情をし

「あ、あの……その時のお姉様やプリネ様達は何をしていらっしゃるのですか……!?お姉様達がいれば、そのような事にはならないと思うのですが……」

ある事に気付いたセレーネは不安そうな表情をした。



「ゲルドの話ではその時のプリネさん達はケルディック要塞を攻めている領邦軍と戦っているらしい。」

「ええっ!?りょ、領邦軍と!?」

「……国境の防衛で手薄になった所をケルディックに潜入していた猟兵達が焼き討ちするって寸法ね。それで対策は何か取っているの?」

リィンの説明を聞いたアリサは驚き、厳しい表情で
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