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がっこうぐらし!The world in confusion
番外編
外伝『異界の友との再会』
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そういって俺はバリアジャケットを解除して、続いて優花もバリアジャケットを解く。

「俺は月宮雄也…まあ、元騎士で今は流浪の傭兵…っといったところだ、っでこっちは」

「妹の月宮優花です」

俺達は義之に対して自己紹介をすると義之は何か思い当たる節があるのか首を捻らせて考え始める。

「月宮雄也に…優花…それって誠が言ってた…」

「誠?ああ、その誠がいってる雄也と優花で間違いない…ってことはあっち関係も知ってるみたいだな…そこら辺は話が早くて助かる」

どうやら、聞いているようだから要らない説明の手間が省けた。

「そうか!誠が言ってた異世界にいったときに一緒に戦った友人か!それじゃあ、俺の自己紹介は要らないみたいだな」

「ああ、桜内」

「俺のことは義之でいいよ…そっちの方が呼び慣れてるだろ?」

「なら、そうさせてもらう」

とりあえず互いに軽い自己紹介はすんだあと隣の優花が気になっていたことを聞こうと義之に訪ねる。

「ねえ、さっきから気になってたんだけど…あの変態男は?」

「変態男?」

誠のことね…そういえば最後まで現れなかったし…熱でも出して寝込んでるのか?

「ああ、誠のことだ、まあ、優花とはひと悶着あってな…察してくれ」

「わ、わかった…誠のやつなにしでかしたんだよ…」

まあ、気になるわな…

「それで誠についてなんだが…」

話が脱線してしまったために再度俺が義之に聞いてみる。

「誠なら今初音島にいないんだ…今は東京の音ノ木坂に音姉と一緒に行ってるんだ」

「音ノ木坂…」

その地名には心当たりがあった…俺の今の世界にもある地名だ…

「誠は音ノ木坂学園の男子生徒のテスト生ってことで留学してるんだ」

ん?男子生徒?テスト生?…それってまさか…

「なあ、義之、まさかだと思うが音ノ木坂学園って女子高?」

その二つの要点から浮かび上がった答えを義之に聞いてみると無言で頷く。

「…なあ、義之、俺は今無性に誠のことが心配になってきたんだが…」

「…やっぱり、雄也もわかるよな…」

「「あの誠が女子高行ってフラグを立てないわけがない!!」」

「え?フラグ?旗がなに?」

フラグの意味がわからない優花は置いておいてあの誠が既に何人も落としてる誠が落とさないはずがない!そこのところの情報は祐輔さんから全部聞いたよ、そんとき、あっ、俺だけじゃなかったと思ったもん俺も恋人二人いるし

…でも、妙だな…

流石の誠も抵抗もなく女子高にいくはずもない…恐らく押しきられたと思うけど…それだけですんなりいけるとは思えない

何か裏がある?誠がテスト生でなければならなかったことが…なにか

俺の元局員
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