暁 〜小説投稿サイト〜
がっこうぐらし!The world in confusion
番外編
外伝『異界の友との再会』
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「はぁ…一刻を争うんだけどな…」

海鳴市の月宮家そこのリビングで俺はソファーにもたれながら今この世界で起きている事象を考え込んでいた。

世界が融合した多元世界…関東を中心に発生する次元のゲートによって出てくる魔物…ゲートに吸い込まれ、行方不明になる人達…問題が山というほど存在した。

既に巡ヶ丘事変から3週間が経っておりその戦いが終わった先が平穏とは言えないが問題を抱えた世界が広がっていた。

「ジュードの調査しだいか」

この件にジュードも手伝ってくれて、今は次にどこにゲートが発生するかそれを調べてもらっている。

「もう、働きづめだよ、お兄ちゃん」

そんな今後のことを考えていると台所からホットミルクがはいった容器を持ちながらソファーに歩いてくる優花は俺のことを心配してそのような言葉を口にする。


「大丈夫だよ…といいたいけど…流石に今回は…な」

一人でやるには大きすぎる、事情を知っている優花とジュードの二人には少し手伝っては貰っているが…

「少しは息抜きしたほうがいいよ、巡ヶ丘の時みたいに切羽詰まってる訳じゃないんだし」

優花のいう通り、魔物と行方不明を除けばこの世界は至って平穏だ…

「それに、悠里達に事情を話して協力してもらったらどうなの?」

「それはダメだ、もう悠里たちには危険なことに関わってほしくないからな」

優花が悠里たちに助けを求めたらどうかと提案するが俺はすぐさまそれを拒否する。

「…はぁ…そこまで拒むの…それじゃあ不本意だけど気分転換にあの変態男のところいく?」

「変態男…ああ…誠のところか」

未だに許せないだろうな…誠のこと

「そうだな…それも悪くないかもな」

なら少しお言葉に甘えて俺はソファーから体を起こし外に出る準備をすると同じく完了した優花と共に以前に祐輔さんから貰った転送装置を使い世界を越えた。


誠の世界 初音島

「よっと到着っと」

誠の世界に到着すると人目が見えないように桜並木が立ち並ぶところに転移した俺達は先ずは辺りを確認し誰もいないかを確認する。

「…居ないな」

いないことを確認すると桜並木を抜けて公園へとたどりつく。

公園では人が少なからず往来しておりこれを見ると穏やかと思えてしまう。

「ここが一年中桜が舞う初音島…か…本当に桜が満開なんだね」

『桜が舞う初音島』には始めてきた優花はその咲き誇る桜に見てれている。

「…にしても、寒いな…もしかしてこっちは今冬か?」

今俺たちの服装な半袖のラフな格好で俺達の世界ではまだ夏でまだ暑いからこの服装では寒いのは当たり前である。

「さてと、誠は学校…」

そういいきる前に悲鳴と爆発音が鳴り響いた。


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