暁 〜小説投稿サイト〜
異世界系暗殺者
パーツ・ウォウBクラス:ディスク・2時間目 改訂版
[1/5]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話



【視点:渚】



イッキ君を含む初代王組とのパーツ・ウォウBクラス:ディスクが始まって僅か5分。イッキ君達が油断していたこともあって、僕達挑戦者側は先制点を取ることができた。

けど、試合が再開される直前。イッキ君達の雰囲気が一変し、同時にそれぞれの背後に今まで見たことの無いものが現れ、僕達は驚愕した。


「……お前ら、見えてるか?」
「見えてるって、イッキ達の背後のアレか?」
「木村。お前って意外とアホか?この状況で見えてるっていえば、アレしかないだろうが」
「あれって、エア●ギアに登場してた影技(シャドウ)ってやつ?」


そう。イッキ君達6人の背後に暴風族(ライダー)のみが作り出せて、暴風族(ライダー)のみが視認できる暴風族(ライダー)の精神力が具現化した存在――影技(シャドウ)が現れていたんだ。

現れた影技(シャドウ)は、イッキ君が当世具足を身に纏った阿修羅の様な九尾の狐。神崎さんが2本の刀を腰に差し、薙刀を持った和装美人。カルマ君が北欧神話に登場するフェンリルの様な大型の狼。磯貝君が飛龍に跨って突撃槍(ランス)持った騎兵。前原君が大剣を持った魔術師。片岡さんが腕に氷の茨(?)を絡ませ、白のワンピースにケープコートを着用した金髪美少女だ。

影技(シャドウ)が見えるってことは、イッキ君達が慢心を捨て去り、本気になった証拠。僕達はどうやら眠れる龍を起こしてしまったみたいだ。そして、試合再開と同時に僕達はイッキ君達の本気を目の当たりにすることになった。


「「「「「「え?」」」」」」


影技(シャドウ)が現れたことに驚きはした。けど、僕達は誰1人としてイッキ君達から目を外してはいなかった。それなのにいつの間にかイッキ君達は僕達の横を駆け抜け、あっという間に僕達の陣地の手前まで移動していた。

当然、反応が遅れたもののイッキ君達にタッチダウンさせない為、僕達も即座に動く。今、ディスクキーパーであるイッキ君に一番近いのが杉野だった為、杉野がイッキ君の進路妨害をしようとしている。


「く・た・ば・れ!イッキ!!」


そう叫びながら蹴りを繰り出す杉野。もしかしなくても、未だに神崎さんことで根に持ってる?けど、神崎さんの件は告白を先送りにしてた杉野にも問題あると思うんだけど。

と、僕がそんなことを考えてる間にもイッキ君と杉野の攻防は続いている。杉野の繰り出した蹴りをジャンプすることで躱したイッキ君は、そのまま杉野の背後を取って高速打撃を放ち、杉野の時を止めた。

それと同時にイッキ君はキープしていたディスクをリリースし、ディスクキーパーがカルマ君へと変わる。そして―――


「大人気ないかもしれないけど、もう手加減は一切しないよ。これからは
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ