暁 〜小説投稿サイト〜
英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜特務支援課の決意〜
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ある事を思い出したランディの言葉に続くようにティオやエリィ、ロイドは疲れた表情で溜息を吐き
「……………………」
キーアは複雑そうな表情で黙り込んでいた。
「そんでもって俺らが”Z組”の連中や正規軍がエレボニアの内戦を終結させるよりも早くクロスベルを解放すればエレボニアはゲームオーバーとか、色々な意味でプレッシャーがかかるじゃねえか……」
「……まあ話を聞く限りそうなった事や戦争回避条約でメンフィルに滅茶苦茶搾り取られる事になったのもエレボニア帝国の自業自得だと思いますが。」
「……メンフィル帝国領であるユミルに2度に渡る襲撃をした事に加え、ユミルの領主夫妻に危害を加えた事やエリゼさんの妹であるエリスさんの誘拐と脅迫によるリィンさんの誘拐……メンフィルが戦争を仕掛ける理由としては十分すぎるわ。むしろメンフィル側から戦争を回避できる条約を提示してもらえただけでも”奇跡”に近いでしょうね。」
疲れた表情で溜息を吐いたランディの言葉に続くようにティオはジト目になり、エリィは複雑そうな表情で呟き
「………キーアは知っているんだよな?エレボニアがどうなるかも。」
「うん…………未来は教えられないけど……――――キーアの時代のエレボニアの人達も前を向いて頑張っている。それは確かな事だよ。」
ロイドに尋ねられたキーアは静かな表情で答えた。
「そうか…………」
「私達にとってそれを聞けただけで十分よ……」
「……ですね。」
「だな。未来を知っているキー坊からのお墨付きも貰った事だし、これで”Z組”やエレボニアの連中に気にする事なくクロスベルを解放して俺達の時代のキー坊を取り返せるな!」
キーアの答えを聞いた後ロイド達と共に静かな笑みを浮かべたランディはロイド達を見回し
「ああ!」
「はい!」
「ええ!」
ロイド達はそれぞれ力強く頷いた。
「フフ………それにしても未来のキーアちゃんがこんな素敵な女性になっているなんてね………う〜ん、今のキーアちゃんに合う服を選べないのが凄い悔しいわ……しかも今のキーアちゃんは大人なんだから、香水やお化粧だって必要だし。」
「それは同感です。そこの所については未来のわたし達に嫉妬ですね。」
エリィは微笑みながらキーアを見つめ、エリィの言葉にティオは頷き
「ハハ………」
「ま、気長にキー坊が成長するのを待とうぜ。でないとキー坊の成長を楽しめないだろう?」
ロイドは苦笑し、ランディは口元に笑みを浮かべて言った。
「えへへ………ちなみにキーアの付けている香水やお化粧はみんなエリィ達に教えてもらったんだよ♪」
「そう……………」
「……早くわたし達の時代
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