第8話 まきりんぱな
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からすると俺はただのバカみたいな光景になっていた。心が痛い........
うちの学校の職員室は一階にあり、昇降口に行くには必ずと言っていいほど職員室前を通る。そのとなりには掲示板と理事長室。
ふと、掲示板に見たことのある後ろ姿があった。
何故か無意識に隠れてしまい、様子を伺った。
.....西木野さんが新入部員募集のチラシを手にして眺めていた。
まさか興味があるのだろうか。
「あ、あの.....」
「えっ?」
振り向いた先には小泉さんが立っていた。
「や、やぁ....なに?どうしたの?」
「い、いぇ....どうして隠れているのかなと思ったので....」
小泉さんは真っ赤にして...ていうか顔を合わせてくれない。目を見ようとすると逸らされてしまう。嫌われちゃったのだろうか
だとしたらショックだ...こんなに可愛い子に嫌われてしまうなんて
とまぁ..そんなことは置いといて。俺は何故か隠れているのかを答えるべく西木野さんの方を指さす。
「ほら、見てみ」
小泉さんも陰からこっそりと除く。俺の後ろから覗きしかも密着しているため、小泉さんの柔らかな匂いをかぎ、大きな2つの実が俺の背中でむにゅむにゅと形を変えているのを感じる。
......や、やばい.....理性が.....理性が.....
こ、ここは天国ですか!?俺は死んだのですか!?
「あ、西木野真姫さんいっちゃいましたよ」
「ふ、ふえ?」
小泉さんの呼びかけに変な声を出してしまった。でもお陰で天国から戻ってこれた。
「あ、あぁほんとだ」
小泉さんは西木野さんがさっきいた場所へ駆け寄り何を見ていたのか確認する。
「新入部員募集.....?西木野さんが?」
「やっぱりな」
「でもなんで.......あれ?」
小泉さんポスターに目を向けているとなにか落ちていることに気づく。
どうやら生徒手帳のようだ。
「一体誰のだろう.....」
小泉さんはそれを拾い中をパラパラとめくる。
「あ、これは.....」
顔写真で持ち主を判断した。
西木野さんの手帳だった。
「ふ、ふぇぇぇぇっ」
「こ、これは...すげぇな」
俺と小泉さんはあまりの家の大きさに驚きを隠せない。俺んち何個分のお金かかったんだろう。
俺は小泉さんに上目遣いで懇願され西木野さんの家に手帳を届けにやってきた。
ことりに続き、小泉さんの上目遣いのお願いは絶対断らないと今日ここで誓った。だってとても可愛いんだもん、抱きしめたいくらいに....
小泉さんはあまりの豪邸さにあたふたしてインターホンのを鳴らせないでいた。でも意を決してインターホンの押す。
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