第8話 まきりんぱな
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ようにはしないから!」
「おいこら穂乃果、小泉さん...怖がってるじゃないか」
「そうですよ穂乃果、無理に勧誘するのはよくありません」
俺は無理やり穂乃果を引き剥がして小泉さんを開放する。
「あはは...でも、これくらい強引にいかないと」
「...悪人め(ぼそっ)」
「何か言った?大くん?」
こっちを見てる穂乃果の目にはハイライトが無くなっていた
「......すいません」
穂乃果は怒ったら怖いんだろうな〜たはははは(^_^;
「あ、あの...」
「なに?花陽ちゃん」
「に、西木野さんが....」
小泉さんの言葉はなにも聞こえなかった。俺より小泉さんの近くにいる穂乃果ですら聞き取れなかったようだ。
「え?ごめんね、もう一回言って」
穂乃果は注意深く耳をすました。
「に、西木野さんが...いいと思います。歌も...上手なんです」
つまりは西木野さんを勧誘した方がいいんじゃないかと言いたいのだろう
「そうなんだよね!穂乃果も大好きなんだ!彼女の歌声!」
「確かにそうですね」
ことりも海未もうんうんと頷く。
「ならスカウトに行ったらいいんじゃね?」
「行ったよ〜そしたら『オコトワリシマスッ』って言われたんだよ!」
「あ、あのすいません。なんか余計なことを....」
小泉さんはバツが悪そうに頭を下げる。
どうしてこんなに自分の評価を下げているんだろう...
そんなに自信ないのかな
「だ、大丈夫だよ!気にしないで」
「で、でも....」
「小泉さん」
「は、はい」
俺はひとつ気になることがあったので聞いてみることにした
「君はどうして自分の事卑下にしているんだい?俺からすると君がアイドル始めたらきっとモテモテになると思うんだよね。歌声は聞いたことないからわからないけど、普段の声も可愛いし見た目だってそんなに自信なさげになるほどじゃない、むしろ可愛いと思うよ?」
「え...ええええぇっ!!!?」
「「「....................」」」
....あれ?おかしいな...なんか間違えました?
俺は思ったことを素直に言っただけなんですけど
「え!あ、あの!そ、その.,....し、失礼します!」
小泉さんは俺の質問に答えず顔を真っ赤にして走り去っていった。
「え?どうしたんだろう...まぁいいや、じゃあ授業始まるし教室戻ろう........か?」
3人に呼びかけると穂乃果と海未はじとっと俺を睨み、ことりは気味悪い笑顔でニコニコしている。
「あ、あの....なにか?」
明らかによくない雰囲気なのは確かだ。
「大くんって
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