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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第十八話 オーブンでの蒸し焼きは御免こうむります。
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はアルトミュール恒星に向けて自由落下を開始した。
「艦長代理」
ティアナが話しかけた。
「まだ機関室の修理は終わっていないわ。私もすぐに行って手伝うことにする。いい?」
「お願いする」
ティアナが出ていってしばらくした後、ラインハルトは通信機を取った。
「機関長」
ラインハルトが機関室に無線をつないだ。
「すまないが、シュミット一等兵をよこしてくれないか?恒星風の観測に当たらせたい」
『むう・・・。今ただでさえ機関部員の人手が足りないんだ。ローメルド少尉が手伝ってくれているが、何分ギリギリのところで作業しなくてはならないからな。すまないが、誰か応援をよこしてくれないか?』
「応援か・・・・」
ラインハルトが顎に手を当てて考える。
『私が、行きましょうか?』
キルヒアイスとフィオーナが同時に言う。だが、ラインハルトとしてはキルヒアイスにはなおも艦橋保安要員として残っていてほしい事、フィオーナには抜けたティアナの代わりに通信・索敵要因として働いてもらっているので、これも残っていてほしい事があった。
「私が行く」
ラインハルトが顔を上げると、ベルトラム大尉が正面に立っていた。
「どうせ、ここには私の場所はなさそうだ」
半ば自嘲したようにそう言った大尉だがどこか寂しそうだった。
「しかし・・・・」
3人は顔を見合わせた。何しろ副長はロルフを負傷させてしまったのだ。ザイデル伍長たちは当然副長に対していい顔をしないだろう。
「機関室が針の筵だということは承知している。だが、もう一度チャンスをくれないか?」
その真摯な態度は、先ほどまでの侮蔑に満ち溢れていたものとは全く違っていた。
(これが、きっと本来の副長の態度なのだな。皆に慕われている副長の・・・・。)
ラインハルトはそう思いながらうなずいた。
「お願いする」
ベルトラム大尉は敬礼して、艦橋を降りていった。
同盟軍哨戒艦隊 旗艦 アウグスタス
■ シャロン・イーリス中佐 哨戒艦隊参謀長
やはり実地で捜索をすると、これほどまでに手間がかかるのね。確かにアルトミュール恒星系には無数の小惑星帯が存在するから、これを丹念に捜索するのは至難の業か。でも・・・。
「副官、アルトミュール恒星の表面爆発まで、後何時間?」
「は?あ、はい。すぐに調べます。・・・・・約13時間後です」
となると、もうアルトミュール恒星に向けて自由落下を始める頃合いね。そうなれば小惑星帯から抜け出してこちらに姿が見えることになるわ。そこを狙い撃ちすればいいわけね。
「参謀長!!」
「どうしたの?」
「恒星アルトミュールに向けて小惑星から隕石群と思われる物
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