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ラインハルトを守ります!チート共には負けません!!
第十八話 オーブンでの蒸し焼きは御免こうむります。
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おうということになった。
その艦長室で、お礼言上にまいった4人が会議室で艦長と当惑顔で対面している。艦長は未だに車いすだったが。
「しかし、その、よろしいのですか?」
ラインハルトが当惑そうに口ごもった。
「何がかね?」
「その、小官たちは反逆罪で罰せられるのかと思っていました・・・・」
「私の艦で反乱など起こったことはないよ」
唖然とする4人に対して、
「その通りだ。艦長、そして私が負傷し、その不在の間、君たちはよくこの艦を指揮した。そういうことだ」
全身に包帯を巻いているが、艦長の傍らに立って元気そうな声でベルトラム大尉が言う。
「でも・・・・。なんだか申し訳ないわ。あなたは命懸けで作業を行ったのに、昇進はなしで・・・・」
ティアナが心底申し訳ない声を出すと、
「はっはっは。そう気にするな」
ベルトラム大尉が軽く笑う。だが、眼にも口にもどこにも陰ったところはない。
「君たちのおかげで目が覚めたよ。昇進や権威ばかりにかまけていて本当の大切なものを・・・・」
ベルトラム大尉は、傍らに立っているザイデル兄弟たちを見やりながら言った。兄弟は大尉にうなずいて見せた。
「失うところだったからな。本当に反省したよ。これからは兵たちのことを考えながら、艦長の下で艦を皆を指揮していこうと思っている。もっとも・・・そんな機会があればの話だがな」
最後は寂しそうだった。大やけどのせいで、下手をすれば退艦になり、どこか内地に勤務するようなことになるかもしれないと思っていたからだ。ところが、艦長がすぐにこういった。
「あるさ。ベルトラム大尉、卿には引き続き私の艦で副長をやってもらうことにした」
「艦長!?」
ベルトラム大尉が驚いた眼を艦長に向ける。
「ミューゼル中尉から私も学ばせてもらったよ。戦場において私たち士官は、兵士たちを死線に立たせる。だが、その代わり兵士一人一人のことを考えながら指揮をとらなくてはならない。・・・・ごらんのとおり、私は今こんな身だ。しかし、私が艦を下がれば、またどこかの貴族出身の、兵を兵とも思わない艦長がやってくるかもしれない。そうなれば、ザイデル伍長たち、いや、皆が苦労することだろう。だが、私一人では心もとない。副長、すまんがもう少しつきあってもらえないだろうか?」
「しかし・・・私は・・・・・」
「卿も言ったろう?これからは兵士たちのことを考えると。それが大事なのだよ。私たちはこの若者たちには才能は及ばないかもしれない。ならせめて、一人でも多く、兵士を兵士として待遇し、生き残らせるために、働こうではないか」
ベルトラム大尉がザイデル伍長たちを見ると、二人は副長を励ますようにうなずいて見せた。
「なに、ア
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