暁 〜小説投稿サイト〜
μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第二章 μ's 降臨
第7話 Past Memory1
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だけど.........









そんな日常はあっという間に壊されてしまった















事のきっかけは小4の終わり頃。もう少しで5年生になる時期だった。



この日は俺と穂乃果とことりの他に3人の友達とことりの家に近い公園で鬼ごっこをしていた。いつも鬼ごっこをすると足の遅くてのろいことりが鬼になってしまう。今日は男の子が鬼でスタートし、開始早々ことりにタッチして...まぁそんな感じで夕方まで鬼ごっこを繰り返していた。
いつもと違うのは木の陰で誰かがちらっちらっと見ていることだった。
俺以外にも気づいている子はいないらしく、声をかけようか迷っていた。


「や〜い!またことりちゃんがおにだ〜!!」

「やーん!くやしいぃ〜!」

またことりが鬼になってしまい地団太を踏む。そしてすぐに追いかけ回す
走り回ってる穂乃果がふと木の陰に人がいることに気づき、彼女もまた声をかけようか迷っていた。穂乃果と視線が合った子はまた木の陰に隠れてしまい。一向に出てくる気配はない。
一緒にあそびたいのかな?と思った。

穂乃果がそっちに視線を向けていて後ろからことりがゆっくりゆっくり近づいていることに気づいていない。そして

「たっち!やったぁ〜!ほのかちゃんがおに〜」

「あぁ!ことりちゃんよくも〜!」

とか言いつつ、ことりを追いかける様子がない。
直後いいことでも思いついたのか。穂乃果はそのまま隠れている子のところに行った。俺も少し気になるので近寄って様子を見る。

「あ!み〜つけた!」

「ひゃぁっ!!」

なるほど.....もとからその子も一緒に遊んでましたよみたいな展開をつくったのか。さすが穂乃果......

木の陰に隠れていたのは髪を腰あたりまで伸ばし、おとなしくて引っ込み思案な少女が涙目にしながら怯えていた。
というかこの子.....クラスメートだよな。

「えへへ.....」

「あ....あぁ...」

穂乃果の笑顔に対してその子はすぐにでも泣き出しそうな雰囲気。

そんな彼女に穂乃果はこう言った。


「つぎ!あなたがおにね!!」

「えっ!?」

「えへへ...いっしょにあそぼ?」

穂乃果はそう言って手を差し延べる。少女は涙目から少しずつ喜びのかおになり、「うんっ!!」と穂乃果の手を取って仲間に混ざっていった。

俺は終始その様子をずっと見ていた。

「ほのちゃん......」

「ほのかちゃんすごいね」

「うわぁっ!!!」

すぐ後ろで声がしてびっくりした。

「こ、ことりちゃんか...びっくりさせないでよね」

「えへへ...ご
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