暁 〜小説投稿サイト〜
μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第6話 ファーストライブ
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「っっ!!!」

帰ろうとしてたのか、向こうを向いていて表情はわからない。ゆっくりとこちらを見たその顔は...安定の睨んでいる顔だった。どうして彼女に睨まれなきゃいけないのだろうか。


まぁとにかく

「西木野さん、作曲ありがとう」

俺は深々と礼をする
「やっぱり君に頼んで正解だったよ、ほんと感謝してる」

「べ、別にあんたのためにやったわけじゃないから!廃校になるとやっぱり私だって嫌だし.....」

最後の方はゴニョゴニョとなっていたがなんせ俺は地獄耳なわけでして何を言ったのか聞こえてるわけですよ。

「廃校なんて興味無いなんて言ったのはどこの誰だったかな〜?(ニヤリ)」

俺は空を見ながらニヤニヤする

「なっ!聞こえてたの!?てゆうか私そんなこと一言言ってませんけど!気のせいじゃないんですか!」

「さぁね〜」

シラを切るならそれでもいいや。ただしこの子敬語なってないな〜。
なんとかして使わせたいものだ

「.....//////」

「あっ!!西木野さんだ〜!」

後ろから穂乃果たちがやってきて声を上げる。
おい、筋トレはどうしたんだよ

「じ、じゃあ私はこれで失礼します」

居心地が悪そうにそそくさと逃げ出そうとする。それを穂乃果は取り押さえ、西木野さんに擦り寄る。
なんていうか....男性の俺からするとすごく嬉しい状況である。
穂乃果も西木野さんも可愛い方である、つまり2人が密着していると.....
いわゆる『百合』に見えてしまい、胸が高鳴る。
だが言っておく。決して百合好きではないぞ!違うぞ!!

「ちょ、なにするんですかっ!//////」

「まぁまぁ西木野さん〜いいからいいから〜」

「は、離してください!」
穂乃果は絡みつくように西木野さんの耳元で囁く。
「い...いや....いやああああああああっ!!」

西木野さんの黄色い悲鳴が響く。

「えい!」
瞬間、穂乃果は彼女の耳元にイヤホンを差し込む。

「西木野さんの作曲、海未ちゃんの歌詞と合わせてそれを歌ってみたの。聞いてみて」

「えっ?」

西木野さんはイヤホンに耳を傾ける。
穂乃果はミュージックプレーヤーを片手に西木野さんから離れ、海未とことりがそれを見守る。

「それじゃ〜、いっくよ〜。μ's...ミュージック〜」



「「「スタート!!!!」」」









〜☆〜



気がつけばμ'sの初ライブを明日に控えていた。俺たちは夕方の校門前で初ライブのビラ配りに励んでいた

「μ's!初ライブやりま〜す!是非来てくださいーー!」

「来なかったら慰謝料として2000円いた
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