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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
外伝〜黒の霊姫(ダークプリンセス)アルティナ・オライオン〜前篇
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考え込み、エマは冷や汗をかいて苦笑した。
「それでリィン。その人はどんな人なの?もしかして私が貴方を見た時に”見えた”人?確かミリアムと同じくらいの年齢に見える女の子だったけど……」
「「なっ!?」」
ゲルドの問いかけを聞いたアリサとエリスは声を上げ
「う”…………多分その通りだよ……(というかそこまでわかっていたんなら、その時に教えてくれよ……)――――アルティナ!」
唸り声を上げて疲れた表情をしたリィンはアルティナを召喚した。
「ふえっ!?こ、子供??」
「ええっ!?あ、貴女は……!」
「ユミルで私と姫様を誘拐した……」
アルティナの登場にトワやアルフィン皇女は驚き、エリスは信じられない表情をし
「ちょ、ちょっと!?その娘は確か……!」
「ユミルの時にリフィア殿下に討ち取られた貴族連合の協力者……確かアルティナという名前だったな……」
「ど、どどどどど、どうなっているんだ!?彼女の遺体は僕達がこの手で埋葬したぞ!?」
エリオットは驚き、ガイウスは目を丸くし、マキアスは混乱した様子でアルティナを見つめた。
「まさかお化けとか?」
「―――その推測に修正を求めます。私は”凌恋の霊姫”を先程取りこみ、自らの”糧”としたので種族名で言うなら”凌恋の霊姫”と呼ぶべきかと。」
「”凌恋の霊姫”……”憑魅霊”族の王族種に当たる”幽霊”ですわね。」
フィーの疑問に静かな表情で答えたアルティナの答えを聞いたシグルーンは真剣な表情で呟いた。
「と言う事はそなたは……!」
「わ、私達に埋葬された後この世に未練があった為、幽霊としてこの世に残っていたのですか……!?」
シグルーンの説明を聞いたラウラは目を見開き、エマは信じられない表情でアルティナを見つめ
「……わかりません。気が付けば私とクラウ=ソラスが埋葬された墓の前にいました。勿論クラウ=ソラスもいます。――――クラウ=ソラス。」
「―――――」
アルティナは複雑そうな表情で答えた後クラウ=ソラスを召喚した。
「ふええええっ!?ミリアムちゃんのアガートラム君と同じ……!」
「あ、クーちゃん!」
「――――?」
「ですから、クラウ=ソラスを混乱させないで下さいと何度言えばわかるのですか。」
「ハアッ!?何で傀儡まで幽霊になっているのよ!?」
クラウ=ソラスの登場にトワは驚き、ミリアムは嬉しそうな表情をし、アルティナは呆れた表情でミリアムに指摘し、セリーヌは驚きの表情で尋ねた。
「本人が言うにはクラウ=ソラスも自分の魂の一部だからだそうだが…………―――アルティナ。ちょうどいい機会だ。エリスとアルフィン
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