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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第77話
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和を保っています。」

「そう………それはよかったわね。それと……貴女ともこうしてまた顔を合わせるのとは思いませんでしたよ、クレア・リーヴェルト大尉。」

ガイウスに優しげな微笑みを浮かべたルイーネは次にクレア大尉に視線を向け

「……それはこちらのセリフです。何故クロスベル警備隊、警察の上層部である貴女達がメンフィルに手を貸しているのですか?」

ルイーネに視線を向けられたクレア大尉は厳しい表情で尋ねた。



「フフ、その件については後でレン姫が説明してくれます。―――お久しぶりでございます、オリヴァルト殿下。行方不明と聞いておりましたが、ご無事で何よりです。」

「………心遣い、痛み入る。ヴァイス達は元気かい?」

「ええ。ちなみに2ヶ月前に起こった例の襲撃でリセルさんとも再会できましたわ。」

「!彼女まで、ヴァイス同様現代に生まれ変わっていたのか……フフッ、とんでもない偶然だね……」

ルイーネの話を聞いて目を見開いたオリヴァルト皇子は静かな笑みを浮かべた。



「お、お兄様……?確かそのお二人の名前は”影の国”という場所で出会ったという……」

「ああ。私の親友同然の男と彼に仕えている副官だ。二人とも遥か昔の時代に存在している人物だった為、もう再会する事はないと思っていたのだが……どうやらその様子だと彼らや貴女達は何らかの方法でメンフィルを味方につけて、再び”覇道”を歩もうとしているようだね?」

アルフィン皇女に尋ねられたオリヴァルト皇子は懐かしそうな表情をしたがすぐに表情を引き締めてルイーネを見つめた。



「フフ……それについてはこの後すぐにわかるかと。次はお二人の出番ですよ。」

「――ではまず、私から。私の名はリ・アネス。龍人(ナーガ)族のマルギレッタ様にお仕えしている騎士です。以後お見知りおきを。」

「―――私の名はマルギレッタ・シリオス。クロスベル警察の局長ヴァイスハイト・ツェリンダーの”覇道”を共に歩む者の一人です。以後お見知り置きをお願いしますわ。」

ルイーネに促されたリ・アネスとマルギレッタはそれぞれ自己紹介をした。



「!?あ、あの……まさかとは思いますが貴女はメサイアの…………」

マルギレッタが名乗り終えると目を見開いたリィンは信じられない表情でマルギレッタを見つめ

「フフ、貴方が”並行世界の私の娘”と契約している方ですね?ヴァイス様より貴方の事は聞いておりますわ。」

マルギレッタは微笑みながらリィンを見つめた。



「ええっ!?メ、メサイアの……お母さん!?」

「た、確かによく見てみればメサイアと容姿が似ている……というか、似すぎているぞ!?」

「姉妹と言ってもおかしくないくらい似ていま
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