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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第75話
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ア皇族の傍にいれば危険がある事を自分自身で体験したにも関わらず、アルフィン皇女と一緒にユミルに帰省したんだから。その結果、例の襲撃が起こったじゃない。」

「それは…………っ……!」

「ひ、酷すぎるよ……!」

「確かに言っている事に間違いはありませんが、お二人の友情まで否定するのはどうかと思われますが……?」

レンの正論に反論できないリィンは唇を噛みしめ、エリオットは不安そうな表情で呟き、アルゼイド子爵は厳しい表情でレンを見つめ

「――――申し訳ございません、殿下……っ!それにエリスも本当に済まない……っ!父のせいで……!」

「ユーシスさん…………」

「……………………」

ユーシスに頭を下げられたアルフィン皇女とエリスは辛そうな表情をした。



「レン姫……先程シグルーン中将閣下が仰った”エリスお姉様がレン姫に感謝する”という言葉はどういう意味ですか?」

「ああ、その事ね。―――アルフィン皇女と親しすぎるエリスお姉さんの行為はシュバルツァー家のメンフィル帝国に対する忠誠心を疑わせるような行為だという声もあってね。その際にパパやイリーナママ、それにシルヴァンお兄様達がエリスお姉さんの事を庇ったのよ。で、アルフィン皇女の付き人を即辞める事は当然として、”汚名返上”をする機会を与えてあげる事にしたのよ。―――――メンフィル皇族であるレンの専属侍女として仕える事でね。レンも専属侍女がいなかったし、エリスお姉さんとも知らない仲じゃないから、了承したのよ。」

「ちなみにエリスは今年度限りで女学院を退学し、その後私達―――専属侍女長達の研修を受けてからレン姫に仕える事になり、期間はアンゼリカ様の件同様レン姫が成人するまでです。」

「お、”汚名返上”って……!」

「他国の皇女に仕えた事がそんなにも気に入らなかったのかよ!?」

「そ、そんな…………」

「っ!レン姫!せめて女学院の卒業まで待てないのですか!?卒業まで伸ばした期間を卒業後レン姫に仕えた際に伸ばす事はできないのですか!?」

セレーネの質問に答えたレンとエリゼの話を聞いたアリサとトヴァルは厳しい表情をし、アルフィン皇女は辛そうな表情をし、リィンは真剣な表情でレンを見つめた。



「いいのです、兄様。レン姫の……メンフィル帝国の言い分は何一つ間違っていません。全ての非は姉様やリウイ陛下に忠告されていながらも、姫様との”線引き”が未熟であった私にあるのです。私の救出の為に動いて頂いた上寛大な処分にして頂いたメンフィル帝国に恩を報いる為にも、私はメンフィル帝国の処分を受け入れる所存ですし、既にこちらに来る前にユミルに戻って父様達にも今年度で女学院を退学する事を伝えました。」

「エリス…………」

「ごめんな
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