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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第72話
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で!せっかく生きているってわかったのに、貴族連合の船に連れ去られちゃうなんて……!ずっと……ずっと心配してたんだよっ!?」

「……すみません、会長。心配をおかけしました。でも……会長たちも無事でいてくれてよかったです。学院の正門で別れてからずっと気がかりでしたが……―――なんとか俺も”約束”を守ることができました。」

「あ………ふふっ……そうだね。”死なない”って……約束してくれたもんね。そんな約束を、リィン君が破るわけないよね……!」

リィンの言葉を聞いて校門でリィン達を見送る時に送った言葉を思い出したトワは笑顔を浮かべた。



「ハハ、信じた甲斐があったみたいだね。元気そうでよかった、リィン君。あの戦いを生き延びてくれていたなんて……今でも信じられないくらいだ。」

「ジョルジュ先輩も……ご無事で何よりでした。でも、どうして二人までこの”カレイジャス”に……?」

「ああ、それも含めてあらためて情報交換をしよう。」

「上のフロアに会議室がある。そちらに移動するとしようか。」

その後リィン達は会議室に移動した。



〜ブリーフィングルーム〜



「―――この”カレイジャス”が今回の遊撃活動を開始したのは帝都が占領される直前のことでね。貴族連合の動きを察知し、最低限の人員だけを集めてから何とか子爵閣下と合流し……そのままトリスタ―――”蒼の騎神”と戦う君達の元へ駆け付けたわけさ。」

「それが一ヵ月半前の出来事……この艦がトリスタに現れた経緯というわけですね。」

「―――あれ以来、父上たちの行方はわかりませんでしたがいったいどちらへ?」

「うむ、帝国各地を密かに回りつつ、そなた達を迎えるべく動いていた。」

「わたしたちが合流したのはついこの間……学院長が密かに連絡をとってこちらに送ってくれたの。」

ラウラの質問にアルゼイド子爵とトワがそれぞれ説明をした。



「学院長が……そうだったんですか。」

「学院の方もやっぱり心配ね……」

「皆さん、ご無事でしょうか……」

「そういえば……ミュラー少佐はどちらに?お兄様と一緒ではないんですか?」

周囲を見回してある人物がいない事に気付いたアルフィン皇女はオリヴァルト皇子に尋ねた。



「ああ、彼の方は今は別行動を取っていてね。”第七機甲師団”を率いて帝国西部で独自に動いている。君達の元軍事教官であるナイトハルト少佐とも連携しているようだ。」

「ナイトハルト教官が……!」

「そうでしたか……西部の方に。」

「連絡があったとは聞いてたけどちょっと安心したかも……

「ふふ、さすがは第四機甲師団のエースだけあってしぶといわね。」

オリヴァルト皇子の話を聞いたリ
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