第4話 ファーストライブに向けて
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「えぇ〜海未ちゃ〜ん」
とりあえず3人で連行しなんとか穂乃果の部屋に連れ込んだはいいものの海未はやっぱり作詞をするのを嫌がる
「絶対嫌です!中学の時のだって思い出したくもないくらい恥ずかしいのですよ!」
「アイドルの恥はかき捨てって言うじゃない」
穂乃果..多分それは違うぞ
「言いません!」
「でも...私衣装と振り付けをするのに精一杯だし...」
「穂乃果が作詞すればいいんじゃないのか?」
そう提案するも3人は苦笑いをする
「いやぁ〜穂乃果は」
「穂乃果ちゃんの小学の時のポエムとかないの?」
「あるよ!....確かこの辺に....ほら、あった」
ことりの質問に穂乃果は押し入れの中を探しひとつのダンボールを手にする。ガムテープを剥がし、ゴソゴソと漁ると中からいかにも小学生って感じのプリントが出てきた。
みんなそのプリントを手にし苦笑いをする。
「無理だと...思わない?」
「た、確かに...」
と、海未とことりは肩をがっくり落とし穂乃果は「ははは..」と笑う。
だけど、俺だけはみんなと違く、険しい表情をしている。
それはひとつのポエムを見てからだ
『おまんじゅう うぐいすだんご もうあきた』
でかでかと書かれたポエムは普通の人とっては懐かしいな〜程度。
でも、俺にとっては何か引っかかるような.....それでいてどこか懐かしいような....そんな作品だった。
....どうしてこんなにも頭が締め付けられるんだろう
『--くん〜ほのか、『し』んてかけないよぅ〜』
『なにいってるんだよ、--ちゃんがおもったことをそのままかけばいいんだよ!』
『そんなこといわれてもむずかしいよ〜』
『じゃあ--ちゃんちのおまんじゅんについてどうおもうかかいたら?』
『ほのかのおまんじゅう?ん〜と....うん!わかった』
「---地!聞こえてますか?大地!」
「えっ?」
気がつけば海未に揺さぶられていた。
「あ、あぁわるい、聞こえてるよ。で、結局海未が書くのか?」
「い、いえ。それは......」
一瞬なにか大事なことを思い出したようなそんな感覚に陥っていた
それにしてもあの小さな子は一体....?
「おねがい、海未ちゃん!海未ちゃんしかいないの〜」
ことりは海未に懇願する。
「お願い!何か元になるのだけでもいいから!」
「で、ですが.....ん?」
海未はことりの方に視線を向ける
ことりは手を自分の胸に置き俯く....
ん!まさか!ことりはアレを使うのか!!
「
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