第4話 ファーストライブに向けて
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イドルに...興味あるの?」
「えっ!?」
声をかけられると思っていなかったのかビクッとしてこちらを振り向く。
やっぱりこの子可愛いぞ!
「や、あ〜ごめんごめん。俺、アイドル部の一員でさ。もし興味あるなら来てよ。俺が踊ったりするわけじゃないけどね。」
彼女は人見知りなのだろうか、オドオドしてしまっている。さすがに可哀想だと思ったので俺はその場から離れようとした。
「か〜よちーん!」
「っ!凛ちゃん!」
後ろから”かよちん”と呼ぶ少女がやってきた。”凛ちゃん”って少女と友達なのだろう。俺は一礼し、その場から離れる。
ここのところ嫌な予感はしていた。穂乃果達のライブに誰もこないのではないか、と。考えたくないのに悪く悪く考えてしまう。
でも、彼女を見て少し安心した。
「...ふっ。なんだ...全然興味あるじゃないか」
俺は”かよちん”が持っているライブのポスターを思い出し、1人呟いた。
〜☆〜
『なんでおまえががっこうにきてるんだよ!』
『こわいよ!この---!!』
『おまえが--ばよかったんだよ!』
『どうしてそんなことをしたの!ねぇ!』
あの日からずっとクラスのみんなから罵倒されっぱなし。
俺だってあんなことはしたくなった...
でも...---------しか方法がなかったんだ。
彼女を.......穂乃ちゃんを守るためには
『ごめんね........ごめんね...だいくん』
『............』
『また.....あえる?』
『...うん!きっと....』
目の前には涙を流している少女がいた。
誰だかわからない。でも彼女のことは泣かせてはいけないんだとそう直感した。だから俺は答えた。
『だから..やくそく!いつかまたあえるよ』
彼女は涙をふいて笑ってくれた
『うん!やくそくだよ!ゆびき〜りげ〜んまんうそつ〜いたらはりせんぼんの〜ます♪ゆ〜びきった♪』
俺と少女は指切りをした。また会うために...
窓を閉めて俺は母さんに連れられてその土地から離れた。
彼女は誰なのかよくわからない
でも.....気がつけば俺は
泣いていた......
〜☆〜
5時頃。自室で勉強を黙々とやっていたちょうどその時、スマホが鳴った。めんどくさいのでとりあえず放置。
〜〜〜♪
少ししてから止まったと思いきやまた鳴り出す。ちなみに着メロは
わん〇くの『Re:〇ake』である。どうでもいいけど
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