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μ's+αの叶える物語〜どんなときもずっと〜
第2話 出会いと迷子
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なってしまった

あの後も見て回ってみたけど至って普通なものが多かった
あ、でも講堂広かったな〜

そして学校を出て約1時間が経過しただろう

え?今何してるかって?

それはね...



「.....ここ、どこだよ」

絶賛迷子中である

だって今までと違う場所だし俺方向音痴だし?
とにかく朝来た道通りに来た筈なんだけど.....

なんせ薄暗いからどこに何があったのかわからないんですよ。


「どうしよう...」

母さんは仕事なので多分無理。今日仲良くなった3人の連絡先知らない
前の学校のクラスメートに聞いてもいいかもしれないが
おそらく頼れない


....詰んだ

とにかくもう少し歩き回ってみよう。




「....あれ?ここは...」

10分近く歩いたときふと感じた懐かしい光景。


俺、こんなところ来たことあるっけ?



「いやいや、そもそもここ来るの初めてだし」



でも建物とか道とか側にある公園とか何か....見たことある気がする
でもそれしかわからないのでとりあえず歩き回る


と、道の角に小さな和菓子屋さんを見つけた。



「穂むら....か」



穂むら.........
聞いたことある。懐かしい感じがする
また頭がキリキリと痛む

今日一日こんなんばっかだ。きっと疲れてるんだろう。
少し腹を膨らましていきますか。

そうして俺は穂むらののれんをくぐる

「いらっしゃいま....あ!大くん!!」

そこで店番をしていたのは穂乃果さんだった

「あ、どうも。穂乃果さんここでバイトしてるんですか?」

「あ、ええと...」
質問すると何故か口篭り暗い顔をして俯く

「まぁ、そんなところかな?」

そんな顔は一瞬だけ見せ、いつもの笑顔に戻る。

「穂乃果さんここのオススメはなんですか?」

「オススメは穂むら名物穂むら饅頭!略してほむまん!」

「じゃあそれを4つください」

穂乃果さんは手馴れた様子で饅頭を詰めていく。


「650円です」


お金を渡して出ていこうとする。
ふと思い出した。道を聞くのを忘れてた

「あ、そうだ。穂乃果さんここから駅までどう行けばいいですか?」

「え?あぁうん、それなら店を出てすぐ左に向かって突き当たりを右に曲がると駅だよ!」

「ありがとうございます!それではまた明日!」

「バイバ〜イ!」




(やっぱり何も覚えてないんだね.....大くん)




饅頭を咀嚼しながら言われたとおりの道を進む。

...上手いなほむまん

あの後無事に家に着
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