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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第69話
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いたメンフィル軍の正規兵であり、現在は親衛隊の一員であるフォルデを見つめて尋ねた。



「あ〜、悪いですけどそれは”軍事機密”ですので、申し訳ありませんがこれ以上は答えられません。……おい、リィン。こんな可憐な女の子―――それも他国の皇女を連れて逃避行とはやるじゃねえか♪メイド達や同期の女性訓練兵達の熱い視線にも気付かず、娼館に誘ってもエリゼちゃんを理由にして絶対に誘いに乗らなかった奴が成長したね〜。」

「まあ……そんな昔からリィンさん、モテていたんですのね♪……ちなみに娼館って何ですの??」

「こ、この非常時に昔の話を持ち出さないで下さい、先輩!それより何故先輩がここにいるのか教えてください!」

(あらあら、これは良い事を聞いたわね♪)

(ふふふ、やはり昔から天然かつ鈍感だったようですね。)

(ア、アハハ……その方達は幸運と言うべきか、不運と言うべきか、どちらでしょうね……?)

(クスクス……少なくともエリゼは知っていたでしょうね。)

からかいの表情で口元をニヤニヤして自分を見つめるフォルデの言葉を聞いてある事が気になっているアルフィン皇女の様子に気付いたリィンは慌てて話を誤魔化した後真剣な表情でフォルデを見つめ、フォルデの話を聞いたベルフェゴールとリザイラは興味ありげな様子を見せ、メサイアは苦笑し、アイドスは微笑んでいた。



「――――今はそんな事を気にしている場合か、リィン。甲板にあるお前が操縦する”騎神”とやらで逃げるんなら急げ。貴賓区画にいた連中――――”帝国解放戦線”の幹部や”結社”だったか?その連中がこの先に向かったという情報がさっき入ったから気を引き締めておけ。」

「!!…………ご忠告ありがとうございます、先輩。――――失礼します。行きましょう、殿下。」

「は、はい。その……危ない所を助けて頂きありがとうございました。」

真剣な表情になったフォルデの忠告を聞いたリィンはフォルデを見つめて軽く頭を下げた後アルフィン皇女を促して先に進もうとしたが

「―――そうそう、言い忘れていたがエレボニア帝国に誘拐されて幽閉の身となっていたお前とエリゼちゃんの妹ならさっきリフィア殿下やエリゼちゃん達に救出されたっていう連絡が来たぞ!」

「ええっ!?エ、エリスがリフィア殿下やエリゼさん達に!?」

「!!??そ、それは本当ですか、先輩!」

フォルデの言葉を聞きアルフィン皇女と共に驚いた後信じられない表情でフォルデを見つめた。



「ああ。さっき入った連絡によると今は両親に救出の成功を知らせる為にお前達の故郷であるユミルに送り届けている最中だそうだ。」

「そうですか…………!」

「よかった……本当によかった……!」

フォルデの説明を聞
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