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SAO オンラインゲームの中で拳闘士は生き残れるのか?
第一層ではやることがない!
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も腹が減るってのは斬新だよな。
店での購入方法は三つ。ウィンドウでの操作、店主との掛け合い、商品を持ったまま店をでる。
この世界では万引きってものは存在しない。やりようがないからな。商品を持ったまま店を出ると、その分の代金が所持金から自動で引かれるって訳だ。これが所持金が足りないと商品は自動で店側に返却され、そいつは街中に存在するガーディアン(鬼みたいな強さを誇り、誰も勝てないんだそうだ)に追い掛け回されるって話だ。プレイヤーが店を出している場合は、商品を購入しないで持ち出す事は出来ないらしい。
焼き鳥を頬張りながら、俺は露店通りを抜けた。
この街は広い。たしか、東京都の世田谷区がそのまま入る大きさだっけか?いや、それはこの第一層の話か。
そうだ、この街は確か半径1キロだったっけか?たしかそんなもんだ。
あれ?なんだか狭く感じるのは気のせいか?
「おお、もう外に出ちまった」
いろいろ考えている間に、街の外へ出ていたようだ。
Out Areaという表記が頭上に上がっている。
「ほ〜、こりゃすごいな・・・」
どこまでも広がっていそうな草原が、其処にはあった。
風に草が靡いている。しゃがんで触ると、その質感も若干の違いがありながらも、現実に酷似している。さすがに匂いまでは、正確に表現できなかったみたいだが。
「あれが、モンスターか・・・」
背中の鞘から剣を抜いておく。今の俺のスキルは、片手剣と気配察知。ソロで活動するにはこれがいいんだとさ。芽場が最初の進め方くらいは教えてあげようつって、少し話してくれた。
ちょっと先に、青紫色の猪がいる。フゴフゴと鼻を鳴らしながら、何かを探しているように頭を振っている。
「さてと、行くか」
ダッシュ。地面を蹴って前へ。グングンと速度が上がるが、一定のところで留まる。まだ現実の体とは違うようだ。ステータスの限界って奴か?Lvを上げればなんとかなりそうだな。
「先ずは、小手調べ」
戦闘は、モーションを撮る時に何度か行っている。その時は素手で、2mもの怪物と戦ったりしたもんだ。だから、足運びなんかは覚えてる。モンスターがどの程度反応してくるのかも。
走りながら構えた剣が、光を帯びる。
システムに定められた始動モーションを取ると、武器が光を帯びてソードスキルが発動する。
すると体が自動で動いて、通常攻撃より威力が遥かに高いスキルが発動するんだ。
「おらっ、と・・・。どうだ!」
斜めの一閃。片手剣 基本単発技 スラント。上から斜めの軌道を描いた振り下ろしだが、走る勢いと地面を蹴った勢いが加算され、猪の鼻面に当たったと同時に大きな衝撃を生む。
ぷぎー、と情けない声を上げてよろめ
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