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英雄伝説〜運命が改変された少年の行く道〜(閃U篇)
第57話
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は別件にリィン様とセレーネ様―――――メンフィル帝国人―――それも”メンフィル帝国の貴族”をメンフィル帝国の許可なく内戦に介入させた件についても指摘してくる可能性も考えられますし、リィン様が契約なさっている異種族の方達はメンフィル帝国の”客将”扱いされていますから、”騎神”の件を抜きにしてもリィン様達をメンフィル帝国の許可なく内戦に介入させたとして、エレボニア帝国はユミル襲撃の件を抜きにしてもメンフィル帝国に相当追及される可能性が高いと思いますわ。」
「確かにその可能性も考えられるわね。しかも最悪状態まで陥ってしまった二国間の関係を考えると、相当搾り取ってくるんじゃないかしら?」
「そ、そんな……っ!?」
「……わたくしもそれを一番恐れているのです。それにわたくしは養子縁組とは言え、メンフィル皇家に位置する者。プリネ様やツーヤお姉様が庇ったとしても、メンフィル皇家自身も恐らく黙っていないと思われますわ。」
シャロンとサラ教官の推測を聞いたリィンは表情を青褪めさせ、セレーネは辛そうな表情をし
「リィン……セレーネ……」
「……リィン達が”メンフィル帝国人”である事がここにきて、”枷”となってくるのか……」
二人の様子を見たエリオットは心配そうな表情をし、ガイウスは重々しい様子を纏って呟いた。
「でも、だったらどうするべきだろうねー。みんなそれぞれ、この内戦下でやりたいこと―――っていうか、やらなくちゃいけないことがあるだろうし。」
「……そうだな。貴族連合に捕らわれたエリスとアルフィン殿下……少なくとも俺は、彼女達を必ず救い出さなくちゃならない。」
「わたくしもお兄様と同じ意見ですわ。」
「もちろん僕達も協力させてもらうつもりだ。……貴族連合に逮捕された父さんのことも気がかりだが。」
「……僕も帝都にいた姉さんといまだに連絡がつかないんだよね。父さんには会えたけど……やっぱり心配かな。」
「私も……ラインフォルト社やルーレのみんなが気がかりだわ。シャロンは無事でいてくれたけど、母様は行方すらわからないし……」
「お嬢様……」
「……父上も、カレイジャスで飛び立ったあと1ヵ月も行方がわかっていない。あの人のことだから、そこまでは心配していないが……」
リィンの意見を切っ掛けに身内が心配な仲間達がそれぞれリィンに続くように言った。
「それぞれの身内の行方、か。内戦がこれ以上激化しないうちに何とか手がかりをつかみたいな。」
「フン、俺の身内のほうはその点は心配なさそうだが……内戦下で動くとするなら父と兄との対立は避けられないかもしれん。」
「ゼノやレオ……わたしの昔の仲間も。貴族連合に雇われている以上、またやり合う可能性はありそう。」
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