第九話「無慈悲な真実」
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を持って生きる覚悟があるのなら、バルディッシュでこの番号に電話をかけろ。プレシアに作らせた端末だ、流石に性能はいい。防水も完備されている。殆ど何時でも応対できるだろう。
お前は今もしかしたらこう思っているかも知れないな。なぜ僕がここまでお前にするのかとか、違うか?もしそうだとしたら勘違いだと言っておく。僕にだってやりたい事の一つや二つはある。戦力の一人や二人くらい欲しいとは思う。戦力は多いに越した事はないからな。まあ立ち向かう覚悟もない臆病者は戦力とは僕は思わないがな。
最後に…僕はお前が「フェイト」と言う名前の少女であると信じている。
リオン・マグナス』
その余白には確かに番号が記されていた。
読み終えたフェイトの手は震えていた、先程は一滴も零れなかった物が目から溢れて、止まらなかった。一体どうしてなのかわからなかったが。
アルフがゆっくりと自分の肩に手をまわしてくれたのがわかった。
フェイトにとって金色に輝くその手紙は新世界への切符に見えた。
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