暁 〜小説投稿サイト〜
儚き運命の罪と罰
第九話「無慈悲な真実」
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
を持って生きる覚悟があるのなら、バルディッシュでこの番号に電話をかけろ。プレシアに作らせた端末だ、流石に性能はいい。防水も完備されている。殆ど何時でも応対できるだろう。
お前は今もしかしたらこう思っているかも知れないな。なぜ僕がここまでお前にするのかとか、違うか?もしそうだとしたら勘違いだと言っておく。僕にだってやりたい事の一つや二つはある。戦力の一人や二人くらい欲しいとは思う。戦力は多いに越した事はないからな。まあ立ち向かう覚悟もない臆病者は戦力とは僕は思わないがな。
最後に…僕はお前が「フェイト」と言う名前の少女であると信じている。

リオン・マグナス』




その余白には確かに番号が記されていた。
読み終えたフェイトの手は震えていた、先程は一滴も零れなかった物が目から溢れて、止まらなかった。一体どうしてなのかわからなかったが。
アルフがゆっくりと自分の肩に手をまわしてくれたのがわかった。

フェイトにとって金色に輝くその手紙は新世界への切符に見えた。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ