探索開始〜
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・・・』
Kainsの文字にしっかり横線が引かれていた。
「サキ、どう?」
俺は首を横に振る。
「・・・グリムロックさんは?」
「生きてるわ。それで・・・」
「ああ、死亡時刻は四の月二十二日、十八時二十七分・・・俺達が食事してたのと一致してるよ」
「そう・・・」
俺達は取りあえず外に出て、転移門まで移動する。
「・・・グリムロック氏を探すのは、明日にしましょう」
「そうだな・・・」
俺は息を吐く。
「じゃ、今日は解散か。明日は?」
「明日は、朝九時に57層転移門前で集合しましょう。寝坊しないでちゃんと来るのよ」
まるで姉のようにアスナはキリトに言う。・・・姉のように・・・か。
「解ったよ。お前こそちゃんと寝とけよ。何なら、また隣で見てて・・・」
「いりません!」
「・・・ハラスメントコードで捕まっちまえ」
俺とアスナは位置を指定してから転移門に飛び込む。
「サキはどうするの?家に来る?」
「いや、今日はまっすぐ家に帰るよ」
「そう・・・じゃあ、気をつけて帰ってね」
「アスナもね。何なら送っていくけど・・・」
「そうしたらサキが遅くなるし・・・わたしは大丈夫よ」
「そっか・・・うん、わかった。また明日」
「ええ、お休み」
「ただいまー・・・」
「遅いわよ」
「う・・・」
家に帰ると詠が椅子に座って待っていた。
「もしかして・・・怒ってます?」
「いきなり飯食いにいくから先帰ってろ・・・なんてメッセージでボクが納得すると思ったの?」
「あはは・・・」
「それと、その後にも事件が起きた・・・って・・・とにかく説明してもらうわよ」
「・・・リパル、頼む」
『うええ!?ま、まあいいッスけど・・・』
話をしてしばらく・・・
「・・・明日はボクも行くわ」
「・・・まあ、いいけど」
「ちょっと気になるのよ。ボクも軍師だし、たまには軍師らしいことしないと」
『最近戦闘タイプッスもんね・・・』
「・・・でも、強くなれたのは嬉しい気がするわ」
「え?」
「恋の気持ちが分かる気がするのよ。・・・咲と肩を並べられることの嬉しさが・・・」
「詠・・・」
「ボクは軍師だから・・・ずっ
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