外伝〜オーバルギア開発計画〜後篇
[10/11]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
の声が聞こえてきた。
「?あれ、今アガットさんとレンちゃんの声がしなかった?」
声に気付いたティータは首を傾げて、声がした方向を見つめたが
「さあ〜、気のせいじゃないかしら?」
エリカは笑顔で誤魔化した。
「うーん、でも………そろそろ約束の時間だよね。……わたし、お料理を温めなおしておかなくちゃ。えへへ、アガットさんだけじゃなくまさか、レンちゃんも来るなんて………今日は泊まってもらって、レンちゃんには一緒に寝てもらおうっと!」
考え込んでいたティータだったが、気を取り直して嬉しそうな表情で台所に向かった。
「うぉっ………!?な、なぜ街路から槍が………!?」
「うふふ、さっきのハンマーといい、ティータのお家は素敵な歓迎で一杯ね♪よほど貴方が気に入られているのね♪」
ティータが台所に向かって少ししてから、また聞き覚えのある青年と少女の声が聞こえてきた。
「あー、エリカ。槍はやりすぎるかと思うんじゃがな………」
「そ、そうですね。せめて落とし穴くらいで………」
一方青年と少女の声を聞いた博士は呆れた表情で溜息を吐き、ダンは苦笑しながら言ったその時
「あら。まさかレンまで歓迎されているなんて。」
「なっ!?くっ!」
少女の声が聞こえた後、青年の驚いた声がし、そして何かと何かがぶつかり合う音がして、さらに
「ぐがっ…………!?」
「クスクス、大丈夫かしら?」
「………ぐっ、この程度………って、テメェ!さっき飛んで来た矢をかわす為に俺を盾にしただろう!?」
「え〜、だってレンは”か弱い”女の子だもん♪遊撃士さんなんだから、ちゃんと守ってもらわないと。」
「テメェッ、よくそんなふざけた口が叩ける………うおぉっ!?また、いきなり上からハンマーが……!」
「うふふ、油断は禁物……!っと!!レンはそう簡単に引っかからないわよ♪」
また、青年と少女の声が聞こえてきた。
「………えっと。アガット君とレン君が到着するまでどのくらいかかりそう?彼とはもう少し腹を割った話をしたいし、彼女ともゆっくり話したいと思ってるけど………」
「ふふふ……それは女神達のみぞ知るよ。」
苦笑しながら尋ねたダンの言葉にエリカは不敵な笑みを浮かべて答えた後、何かの装置を起動させた。
「フフ、なかなか健闘しているみたいね。……特にレン・マーシルン。未だに一度も引っかからず、アガット・クロスナーを”盾”として利用するのは見事よ。…………そしてアガット・クロスナー。野生の勘で健闘はしているみたいだけど………『実験(しけん』はまだまだこれからよ!」
そしてエリカは目を妖しく輝かせて叫んだ!
こうしてアガットは毎月、月末の金曜日はテ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ