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夜空の武偵
Ammo03。修行の成果
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、食堂に入ってから用紙を渡され、名前と年齢、そして何故か血液型を書かされた。
……これ、絶対にそういう(・・・・)ことだろうな。

「さて、今日は日本から特別なお客様がお見えになっています。
……昴君です。一緒にパーティーを楽しみましょう〜」

司祭はそういい放つと子供の親を含めた大人達は奥の部屋に消えて行った。残ったのは数名の子供と食堂の扉の前や窓の前に配置された黒服の男達だけになった。
出入り口は封鎖されてる。
黒服達は隠しちゃいるが全員、武装してるな。
マイクロUZIらしきものがチラッと見えたぞ?
さて、そろそろ仕掛けてくる頃合いか?
俺の予想は当たり、黒服達はマイクロUZIを出すと威嚇射撃を始めた。

「餓鬼共、おとなしくしろ??」

一人だけ、マイクロUZIじゃなく、両手でPfeifer Zeliska(パイファーツェリスカ)を持つ男が声を荒げて通告してきた。
(チィッ、9ミリ弾丸の20倍の威力を誇る銃弾を撃てる銃を子供に向けるんじゃねえよ!)

パイファーツェリスカとは重量約6Kg。銃身が長く.600ニトロエクスプレス(.600.N.E.)、.458ウィンチェスターマグナムなど主に象狩り等に用いられる大型の動物を仕留めるための大口径マグナムライフル弾を使用する拳銃で蘭豹の持つS&WM500と共に『世界最強の拳銃』の称号を持つ超大型の回転式(リボルバー)拳銃だ。その威力は9ミリ弾の20倍、デザートイーグルの.50AE弾の5倍の威力を誇り……もはや、ソレ拳銃じゃないだろうっていう突っ込みどころ満載なシロモノだ。
普通は狙撃銃のように固定して撃つか、塹壕などで匍匐した体勢で撃つ銃で、決して常人が固定せずに両手持ちとはいえ、立ったままで使えるもんじゃない!
そこの黒服さん、アンタも人間辞めてんなー!

「待て! 人質には俺がなる。……だから、他の子供達は解放しろ!」

俺は両手を挙げて男達に抵抗の意思はないことを示す。
蘭豹に通訳を頼むと、蘭豹の言葉を聞いたその男は一拍おいてから日本語で返事を返してきた。
日本語も公用語になってんのか?

「ほう、素直な餓鬼でおじさん、助かるぜー。よし、じゃあ解放してやるよ……なんてな」

リーダーと思われる男はいきなり手に持つ(パイファー)を俺……の隣の少女(アリス)に向けた。
不味い?? このままじゃ、アリスに当たる。下手したら死んじまう。そんなこと……させるかー!!!
俺はポケットから緋色のナイフを取り出すと右手に握り締めた。
ナイフを握った瞬間に左手は光り輝く!
そして、身体は軽くなり、まるで風のように素早く駆け抜ける。
アリスを庇うように前に出た。
その直後、男は銃のトリガーを引き発砲した。
俺一人ならガンダールヴの速度で躱
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