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夜空の武偵
Ammo01。海外旅行は波乱がいっぱい? ルーマニア旅行は危険がいっぱい?
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っちゃいけない。
関わったらブラドと闘る以前に死ぬ。物理的に(確定)。
だからここは寝たふりでやり過ご……。

「なぁ、そこの餓鬼。起きてんやろ? お前武偵見習いか?」

はい、やり過ごせないとさ、こんちきしょう!
武偵見習いということまでバレてるし。
恐るべし野生の勘。
というか、初めての海外旅行で偶然綴や蘭豹と同じ飛行機に乗って座席が隣になるとか、俺の運勢どうなってんの? 今日は絶対厄日に違いない。
しかし困ったな……話しかけられた以上、寝たふりはできん。
どうする? どうする?
どうしたら、いいんだ?
どうやってこの状況を切り抜けたらいいんだ?
山で熊に出会った人間はおそらくこれと似た恐怖を感じるんだろうな。

機内の座席に座りこれから起こる出来事に期待と不安を感じていたところに、転生以来最大の出会い(ピンチ)を迎えてしまい、俺は混乱していた。
蘭豹に声をかけられるとか、原作介入が始まったのか?
しかし、意外と昔の蘭豹って可愛らしいんだな。これが後数年であんな残念な感じになるのか……。
時って……残酷だよな。
目の前にいる蘭豹の格好は上は武偵高の制服に似たものを着用しているが、下は超ミニなスカートを履いている。膝丈何センチだ? 金次がいたらヒスるぞ。
かなり際どいミニスカートを身に着けている。
因みに、綴は東京武偵高の制服を着用している。

「おい、聞いてるのか?」

そんなどうでもいいことを考えていると、無視されたと勘違いしている蘭豹が声を荒くあげた。
うわぁ、質問しただけなのに殺気出してるよ。
見た目は子供なのに何コイツ超怖えー。

「ち、違いますよ。いきなり質問されてビックリしただけです」と、無難な言い訳をして、蘭豹の出方をみる。

「ふん、まぁいい。……で、お前武偵見習いか?」

再び先程と同じ質問をしてきた蘭豹。
誤魔化せる雰囲気ではないな。

「はい、父から……あ、武偵の星空 光一。俺はその息子の昴です。
父から、将来武偵として活躍できるように鍛えられてます」

「ワイは蘭豹や。なんやお前。光一先生の息子やったんか?」

え、光一先生って?

「私は綴 梅子。こっちの蘭豹とともに昔、光一先生に教えてもらってたことがあるんだ」

蘭豹と綴を教えたって……あの父親、本当に何者なんだろ?
それにしても、綴と蘭豹か。早くても出会うのは数年先だと思っていたんだけどな。
武偵高の教師じゃないのかな?
その辺探ってみるか。

「えっと、二人共、もしかして武偵高生ですか?」

「そうや」

「そうだが?」

な、なんとこの二人にも学生時代があったのか?
いや、当たり前か。
一応(・・)、人間だしな。

「つ
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