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魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-G移ろいゆく季節〜Elder sister〜
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ヴァイスとは違うスナイパーから連絡が入った直後、スナイパー3人からそれぞれ魔力弾が発射されて、1人、2人と胸を撃ち抜いていって無力化したけど、「っ・・・!?」誰かの1発だけが、最悪なことにヴァイスの妹って言うラグナの左目に着弾した。
「こちらバニングス! 突入します!」
指示を待たずにドアを開けて室内に突入する。一直線にベランダまで駆けて、「て、テメェ・・・!」ラグナを人質にしてた男が魔力ナイフをあたしに向けてきた。あたしがどうにかする前に・・・
「ていっ!」
背後からそんな声が聞こえたと同時、あたしの脇を高速で何かが通り過ぎて行った。ソレはクラリスのデバイス・“シュトルムシュタール”だった。ソレは高速で男の顔面に直撃して、鼻血やら歯やらを撒き散らしながらベランダの向こうへ消えてった。落ちたソイツの確保は外の同僚に任せて・・・
「被疑者の確保をお願いします! あなた達、大丈夫!?」
ぶっ倒れてる被疑者の確保を同僚たちに任せて、あたしは泣いてる女の子2人の側へ駆け寄る。ラグナ以外の子は鼻を啜りながら頷くことで応えてくれた。でも「ラグナ!」は意識を失ってるようで、ぐったりとベランダの壁にもたれかかってる。左目からは血が溢れ出ていて、かなり酷い損傷を負ってることが判る。
『ラグナ! ラグナ! ラグナ! すまない、俺、俺は・・・!』
ヴァイスから通信が入る。そうか、ヴァイスが誤射してしまったのね。あたしは「左目を大きく損傷してるわ! 医療班!」本部に連絡を入れて医療班を待機させてから、ラグナを横抱きに抱え上げる。
「「ラグナちゃん!」」
他の子があたしとラグナに駆け寄ってきた。ラグナちゃん、か。おそらくこの子たちが、ヴァイスの言ってたラグナの友達なのね。あたしは「お医者さんに診せてくるから、先に行くわね」そう伝えてからベランダから飛び降りた。飛行魔法を発動して、ササッと地上に降りる。
「バニングス陸曹、こちらへ!」
医療班の医務官に声を掛けられて、あたしはそっちに向かって走る。そして救急車両に乗り込んで、ラグナをストレッチャーに横たえさせた。医務官を筆頭に救命士たちがすぐに止血やらの処置を開始。それを見守ってると、「ラグナ!」ヴァイスがやって来た。
「あのっ! 俺の魔力弾が当たって! 非殺傷設定っだったんす! 治りますよね!?」
救急車両に乗り込んで医務官に掴み掛ろうとするヴァイスを「落ち着け、ヴァイス!」シグナムが引き止めた。ヴァイスは「くっ・・・! お願いします! 治してやってください!」車両から降りて土下座した。
「・・・たとえ非殺傷であっても、子供の眼球は柔らかく繊細な部位ですので、非殺傷の魔力弾でも直撃とあっては失明は免れないかと・・・」
「っ!! 失・
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