暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Eipic1-G移ろいゆく季節〜Elder sister〜
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終わったわ。あとは任せたわよ、クラリス。

「これまで悪さをして甘い蜜を吸ってた。これは自業自得だからしょうがないよね」

「「「ヒィ・・・!」」」

あたしと入れ替わるようにクラリスが突っ込んで来て、「いっぽ〜ん」1人を“シュトルムシュタール”でぶん殴った。ソイツは「うごふっ!?」豪快に吹っ飛んで、窓ガラスを突き破って外へ。さらに「にぃ〜ほ〜ん」逃げだそうとしていた2人目もぶん殴り、ソイツは壁に叩き付けられて行動不能。

「待っ、と、投こ――」

「さ〜んほ〜ん」

クラリスは“シュトルムシュタール”の先端を、何かを言い掛けた3人目の腹にねじ込むように打ち込んで、「おげぇ・・・!?」盛大に唾液やら何やらを吐きだしたソイツは崩れ落ちた。

「・・・クラリス。やりすぎよ」

「そう? コイツらはこれ以上に酷い事をやってきた。この程度の痛みすらまだまだ足りてないよ」

そう言って気を失ってる2人を蔑みの目で見下ろすクラリス。あたしは「ほら。手錠を掛けて、連行するわよ」クラリスの肩を叩いて、ソイツらに手錠を掛けた。それから本部に被疑者2名を確保したことを連絡を入れて、マンションから出たんだけど・・・

「何か騒がしい?」

「何かあったのかしら」

護送車へと移送されてく被疑者たちの側に居る同僚の捜査官たちとは別に、捜査車両付近に居る捜査官や武装隊員たちの様子が少しおかしい。移送担当の捜査官に2人を引き渡したあたしとクラリスは、「シグナム」一番近かったシグナムとヴァイスに声を掛けた。

「アリサ、ヴィルシュテッター」

「どうもです、騎士シグナム。グランセニック一士、お疲れ様です」

「うすっ! お疲れ様っす!」

「ヴァイス一士たちもお疲れ様。で、何かあったの?」

本題に入ると、「それがですね。漏れがあったらしいんすよ」ヴァイスがそう答えた。さらに・・・

「確保した17人の内、14人は組織の人間だったようなんすけど、他3人が客だったみたいで」

そんなあってほしくない情報が伝えられた。検挙した結果、17人を逮捕。だけどその内の3人が客。じゃあ、組織の人間である残り3人は今どこに居るわけ?ってことになる。

「今、他の捜査官たちが周囲を探索しているが、まだ見つかってはいないようだ」

「かなりヤバい展開です。漏れがあったとなると、その漏れの3人は一体何を仕出かすか」

4人で唸る。状況は限りなくレッド。そういうわけで、あたしとクラリスも付近を捜索するためにシトロエン捜査主任に申し出ようとした時・・・

「非確保だった3名を発見しました!」

同僚から報告が入った。でもその後の内容で、あたし達は凍りついた。あたし達の拠点検挙を知ったその3人は街中で子供を人質にしてビル
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